見出し画像

本当に親指を使えていますか?


母趾=足の親指

地面を蹴る、体を支えるなど、踏ん張るなど、足で力を発揮する際に母趾はとても重要です。
最近はベアフットの影響もあり、母趾の重要性に気付いてくれる人も増えてきました。

母趾が使えていないというと、母趾に体重が掛かっていないと思っている人が多いと思います。
もちろん中にはそういう人もいますが、そうでない人の方が多いです。

どういうことかというと、反対に母趾に体重がかかりすぎている人が多いです。
特に好んでベアフットシューズを履いている人。



赤丸部 母趾全体が緑色になっています

上の画像の赤丸部。
母趾全体が緑色になっています。
第2趾や第3趾は足先の後ろは黒く、隙間が空いているのがわかります。
しかし母趾の足先の後ろに隙間はなくなっています。
この隙間が重要なんです。

青丸部 母趾の足先の後ろに隙間があります

こちらの青丸部。
母趾の後ろにしっかりと隙間がみれますよね。

母趾を使って、地面を蹴ったり、体を支えたり、踏ん張ったりするには母趾を効かさなくてはいけません。
しかし、上の写真の赤丸のように、母趾全体に体重に体重が掛かっていては母趾を利かす幅がないのです。

母趾全体が緑色になっているということは、母趾がベタッとなっている状態。
ベタッとなっている状態から、さらに力を入れることは出来ますか。
力は入りにくいでしょう。

青丸のゆに少し隙間があれば、そこで力を溜めてしっかりと母趾を利かすことが出来るはずです。

余裕がある状態から力を入れるか、いっぱいいっぱいから力をさらに出すか。

母趾を使うといっても、母趾に力を入れるということではないのです。
母趾に力を出せる状態をつくることが重要なんです。


母趾に余裕がないから小趾側に体重をかければいいのでしょうか?

小趾側に体重をかけると、体感できると思いますが、土踏まずが上がりますね。
その土踏まずを支える筋肉は、あなたに備わっているでしょうか。
備わっていなければ故障をする可能性が出てきます。

また、母趾がベタッとする原因も1つではありません。
土踏まずが低く、内側に体重がかかりすぎて、母趾がベタッとなってしまっている。
これは母趾が緩んでしまっている状態。

逆に後足部が外側に体重が掛かっているのを、前足部の母趾で内側に戻している場合。
これは母趾が緊張しすぎてしまっている場合。
この場合に、少趾側に体重を掛けるようになると、足がどんどん外に流れてしまい、捻挫の可能性も出てきますからね。


左右差がある場合

あとは上のように左右差がある場合も多々あります 


ベアフットシューズの場合、普通の靴のように踵が上がっていないため、自分の足で地面を蹴って進む必要があります。
これがベアフットシューズのいい所なのですが、その分やはり母趾にかかる負担は大きくなります。
その疲労の影響で母趾の隙間がなくなってしまうのです。

こうなると、どうやって歩くか。
母趾が使えないので、足部をねじって力を出すようになるのです。
そんな、無理が目に見えて現れるのがタコです。
母趾、母趾の付け根、指の付け根の中央部にタコの有る人は要注意です。


Fit Insoleでは、無理なく母趾が使える状態に導くオーダーメイドインソールを製作しています。
前足部と後足部のバランス、左右差、重心移動を整えて、しっかりと母趾が効くインソールを提供しています。

ベアフットシューズとインソール

でも、インソールは裸足の感覚が鈍るから嫌がる人がいます。
そんな人はPadoソールをお試し下さい。
足裏にしっかりと刺激を感じながらも、波型形状はしっかりと足趾を使いやすい環境を提供します。
母趾を使う感覚を味わえるはずです。

波型のPadoソールは足趾を使う感覚が得られやすい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?