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能動的に歩く義務教育

今ではたくさんのベアフットサンダルがあります。
皆さん、自分が好きなものを履いてくれればいいと思っています。


ベアフットシューズの達人なんかは、足趾がガバッと開いて、地面を掴んでとか言いますが、どれだけの人がその感覚をもてているのでしょうか?
四足歩行の場合はそういった足趾で掴む動作が重要かもしれません。
しかし、二足歩行の場合、掴む動作などは手に集約されています。
掴むなどの繊細な動きは手、体を支えるや前に進む動きは足と、役割をある程度分割することで二足歩行は成り立っているのです。

もちろん、足も手と同じように動ける方がいいのでしょうが、今まで靴に閉じ込められ、過保護にされてきた足がいきなり自然に放り出されても、そんなにすぐには順応できないでしょう。

今までなるべく少ない力で体を支え、少ない力で前に進むことの出来る「靴」に頼ってきた足。
靴に頼りきった足をほぐすにはやはりリハビリが必要なのです。

靴を脱いで、足を自由にすることには大いに賛成です。
でも、足を自然に戻すにはリハビリ期間が必要です。
足と脳を繋ぐ、体重を支える筋力を取り戻す、足の動きを取り戻す、そこにはある程度の期間が必要です。
そこを焦ってしまうと、能動的に歩くことから遠ざかることになります。

素晴らしいベアフットサンダルはあります。
しかし、いきなり足に自由を与えても、もしかしたら足は思うようには動いてくれないかもしれません。
それはあなたが悪いのではありません。
ただ、リハビリ期間が必要なのです。



そこで履いて欲しいのがNo Shoes。
あなたに合わせたオーダーメイドのフッドペッド。
それは最低限のものですが、靴を脱いでも足を安定させてくれます。

足を安定させて、足趾まで使ってしっかりと歩く。
靴のアッパーに制限されることなく、足首をしっかり動かせる。
能動的に歩く上で重要な動きを思い出して下さい。
足が動くことを脳に覚え込ませて下さい。

靴と裸足の間に。
足が自然に帰る前の義務教育。


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