焼肉と歳月

昔のこと、焼肉がもたらす喜び

若かりし頃、焼肉という言葉には心が踊る響きがあった。20歳代の私は、焼肉の美味しさに魅了され、焼肉に行けるというだけで興奮していた。ジュージューと音を立てて焼ける肉、香ばしい煙、そして甘辛いタレ。それは、至福の瞬間だった。食べ放題では、限界を超えるまで食べていた。

変わりゆく焼肉の楽しみ

しかし、歳月が流れ、40歳に近づくにつれて、焼肉に対する感覚は変わり始めた。次の日の胃の重さを感じるようになり、焼肉のタレも重たく感じるようになった。塩コショウであっさり食べるほうが良いのではと考え、食べる量も自然と減っていった。食べ放題なんて、もう考えられない。

家族との焼肉のひととき

昨日、家族と焼肉に行った。子どもたちは喜んで食べていたが、私は「もうしんどいな」と感じ始めていた。しかし、子どもたちの楽しみにしている姿を見て、自分の若かりし頃の焼肉の喜びを思い出し、この楽しみを引き続き伝えたいと思った。そして、その喜ぶ顔は見ていたい。「うまっ」という言葉、聞いていたい。

親の気持ちに気づく

ふと思い出すと、自分の親も焼肉に来て、ほとんど食べていなかった。たまに父親だけが来て母親は来なかった時、母親に悪いことをしていると感じていた。しかし、実は母親も焼肉が嫌だったのかもしれないと、今になって思うようになった。

次の焼肉の計画

次に焼肉に行くときは、サイドメニューのうどんや冷麺を基本にして、肉は少しだけにしようと考えた。焼肉の楽しみ方も変わっていくが、それもまた歳月の流れ。家族と共に新しい焼肉の楽しみ方を見つけていこうと思う。


まとめ

焼肉の喜びも、歳を重ねると共に変わっていく。それでも、家族との時間を大切にし、皆で楽しいひとときを過ごすことを大切にしていきたい。

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