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【MTGレガシー】 ランデス・ギャンビット(Land-destrc. Gambit)と一緒に1

はじめに

 久しぶりに店舗大会に参加しようと思い立ち、古いデッキをアップデートしてみましたって話をダラダラ書いています。今後も継続して、月に2〜3回くらいの頻度で、店舗大会に参加していきたいなって気持ちですが、”自分以外のことは言うと叶わないような気がするのであんまり言いたくないって感じですかね“。言わないスーパースターと言っちゃってる一般庶民。

出るか 店舗大会

 MTGが好きだ。好きなカードを集めて、好きにシナジーやデッキを考えてみたりするのが好きだ。これは一人でマイペースに続けられるのが良い。ずっと続けられそうだ。
 一方、ライフステージが変化していくとキッチンテーブルマジック(仲間内でのカジュアル対戦)をする機会は減ってしまう。そうすると自然と店舗大会からも遠のいてしまい、気がついた頃には、最後に店舗大会出たのはカルドハイムの頃という事態に。
 「今年は復帰したいな」と去年も言っていたが、今年は何と言ってもモダンホライゾン3が発売される。今なら揃っているとも言えるデッキパーツの賞味期限が目前に迫っているのならば今のうちに遊んでおこう。ということで、10年程使っているランデス・ギャンビットをアップデートしつつ、約4年前ぶりにお店へ行くことにしました。

ランデス・ギャンビット(Land-destrc. gambit)について

 ランデス・ギャンビットは《モックス・ダイアモンド》、《Lake of the Dead》でセルフランデスしながらマナ加速し、このときの負債を《土地税》で踏み倒すシナジーを基軸としたデッキです。

それっぽい図解

基軸となる3枚はいずれもエクステンデッド初期から活躍した名カード達ですが、登場時期や禁止指定のため3つが共存した期間はエクステンデッド期中にはなかったはずです。なので、競技上の成立はレガシーで《土地税》が解禁された2012年以降と、初出からだいぶ後になります。
 構築の方向性は主に3つあり、

  1. 《闇の腹心》など軽いドローで《Lake of the Dead》自体や継続してマナを捻出するための《沼》を引き込みマナと手札の変換を繰り返しながら横並びを目指す

  2. 大量ドローやフィニッシャーとなる5、6マナ域のハードキャストを目指す。ほとんどの場合、《老練の探検者》や《輪作》、《壌土からの生命》のため緑が足されます

  3. 前身が《冬の宝珠》を使ったBlack IceやZombie Prison、《巻物棚》や《渦まく知識》を使ったParfaitのため、ゲームスピードを減速させて《土地税》によるアドを稼ぐ

 初期のフィニッシャーは《蟲の収穫》、《群れネズミ》、《墓所のタイタン》、《力の確約》、《墓忍び》、《殴打頭蓋》などでした。

時代に合わせて

 最近、特にここ1〜2年のカードデザインは特に素晴らしく、心に刺さる使ってみたいカードが多く登場したことも、今回の復帰を強く後押ししてくれました。今回採用したカードに絞っても
《カザド=ドゥームのトロール》
《地下墓地より》
《ミナス・ティリスの英雄》
《聖カトリーヌの凱旋》
と、4種のカードを新たに試すことにしました。特に《カザド=ドゥームのトロール》は純粋に強いですが、特にこのデッキでは《Lake of the Dead》のプレイに必要な土地2枚の確保と、6マナの注ぎ先のいずれでも有用なため、これを中心に今回は構築を決めていきました。

ランデス・ギャンビット2024Q1ver.

 《カザド=ドゥームのトロール》がいることで墓地にクリーチャー・カードを置きやすいことから《再活性》と《納墓》でリアニ要素を加えることにしました。加えて、《納墓》を単体で引いても腐りにくいように《地下墓地より》を1枚刺しして釣り竿の水増しを行っています。《Lake of the Dead》でマナを出しながら土地カードを墓地に送るため、脱出コストを確保しやすく、イニシアチブ獲得しての地下街探索“秘密の入り口”から次のターンも《沼》セット、《地下墓地より》キャスト&イニシアチブ獲得して“罠だ!”まで高速で進めるのが強いのではと想定しました。
 上記の動きを実現するためには、ゲームレンジを後ろ(3から5ターン目)に遅らせる必要があると考え、ハンデス8枚とクロック除去4枚を取りました。
 また、《カザド=ドゥームのトロール》、《納墓》そして《土地税》とフェッチ、まれにピッチ《悲嘆》に打つ《流刑への道》とシャッフル手段が豊富なため《渦まく知識》を入れることにしました。
 残りの枠で《Lake of the Dead》からのハードキャストか、《納墓》&《再活性》によるイージーウィンを狙える《墓所のタイタン》としました。直前まで《墓所のタイタン》3枚としていましたが、小粒のクリーチャーに横並びにされたときの勝ち筋を残しつつ、統治者によりカードの引く枚数を増やすのに良いかと《ミナス・ティリスの英雄》1枚と入れ替えることにしました。
 《カザド=ドゥームのトロール》のおかげで、《Mox Diamond》を使いながらも土地の枚数を削ることができ、トップ勝負に強くなっていそうだ!ということでこれで店舗大会に挑むことにしました。

復帰戦の結果

 残念ながら0-3でした。デッキの強さは感じたものの、統治者やイニシアチブの誘発忘れ、ブレスト打ってフェッチ置き忘れるなどなど、ひどい目のプレイングミスが多く、四年間のブランクを発揮しまくったかもしれない…いや、元々上手くないためブランクと言うのか謎である。
 特にシャッフルが下手かつ遅いために焦ってキープ基準が良くなかった。皆さんお優しく対応してくれていたのに、勝手に焦ってしまっていたと思う。《土地税》はダブマリ、トリマリ程度帳消しにできる魅力を忘れてはいけないし、今回の構築のコンセプト的に《再活性》も《Lake of the Dead》もないのにキープしてはいけなかった。
 しかし構築的には可能性を感じられ、個人的には得るものが多かったです。
 《カザド=ドゥームのトロール》のおかげで、これまでネックだった、《Lake of the Dead》があっても”ファッティ引けない“or”土地引けない“の状況に陥らずヌルヌルの潤滑油として活躍してくれました。構築の段階で《土地税》で持ってこれないフェッチを減らしたその枠に入れられるとあって、《土地税》を複数回誘発させてトップ勝負を有利にする方向にも可能性を感じました。
 Uテンポに対しては《地下墓地より》、《ミナス・ティリスの英雄》のどちらも強かったですし、サイド後《再活性》を減らしての《聖カトリーヌの凱旋》も良い選択だったのではと思います。
 ただ《墓所のタイタン》が出ても勝てない場面が多々あったため、もう少しフィニッシャーの選定をしたほうが良いかもしれないと思いました。今回の構築は序盤、対戦相手の除去に使い道を用意していないため、遅れて登場する《墓所のタイタン》への対処を容易にしてしまっていました。お相手頂いた方から《カノプテック・スカラベ・スウォーム》はどうかと提案いただいて、これは確かに試してみたいと感じました。《ミシュラのガラクタ》、《秋の際》、《調律》など《土地税》と相性が良い墓地肥やし要素と合わせられそうで良きです。
 また《地下墓地より》は狙い通り複数回のキャストができ、序盤にクリーチャーで相打ち合戦(ex除去を《叫び大口》にするなど)していればより活躍させてやれたようにも感じました。最悪チブ奪われても次ターンのキャストでチブ再獲得できるので、メインのフィニッシャーはこれに一本化しても良かったかもしれないです。《納墓》から《蟲の収穫》をフィニッシャーにしていた頃には考えられないくらい強かったですし、《Lake of the Dead》のマナカーブに良く合致していました。

おわりに

 MTGは一人でシナジー考えている時間が好きですが、対戦はそれとは違う魅力があることを再認識できました。もう少しプレイングテクどうにかしないとという気もしなくはないですが、家庭のこともありますので、気長に参戦できればと思います。

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