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目的を理解する.作業が丁寧になる(2024.5.1)

1.今日の作業
 シャインマスカットの実を種なしにするための
処理を行う。

2.この作業について 
植物調整剤ジベレリン25ppm 、フルメット5ppm の溶液に花穂を漬ける、浸漬処理を行う。 
  ジベレリン→種なしにする   
  フルメット→結実を安定させる

 この処理は、花穂の先端まで花が咲いた状態、つまり満開になってから3日後までが適期であると言われている。この適期を逃さないために、なるべく毎日花穂の様子を見る。

花穂を拡大して見る

 この時期の花穂には、「花冠」という花かすが付いている。写真の褐色の部分。鮮明ではないがチューリップのような形をしている。花にとって花びらのようなもので、おしべとめしべを覆っていたもの。組織が弱く、灰色ガビ病への引き金にもなるらしい。そのために、花かすを事前に落としておくことが大事だと学んだ。

 作業としては、浸漬処理の前に「指で弾いて、花かすを振り落とす作業」がプラスされることだが、病気を予防する視点が持てるようになると、作業の意味が分かる。目的が分かる。作業が丁寧になる。「耕種的防除」も今年は学んでいる。

これからは「粒」に変化していく

 🍀シャインマスカット栽培日記 2024年🍀