山頭火

前日、日本語クラスの生徒さんに「El monje desunudo 知っていますか?」と質問され一瞬頭のなかでは「ぼ、ぼ、ぼくは🍙がすきなんだなー」という台詞が有名な白いランニングを着た雁之介さんが下駄履いて駆け出す姿がフラッシュバックした。

El monje desunudo 直訳すると裸の法師というところかな?芭蕉や吉田兼好あたりはポピュラーなところなので良く名前が挙がるが裸の法師?はて、と思い付く限りの歌人の名前を出しては見たが、答えにありつかなかった。

授業を早速ググっては見たもののヒットせず(Wikipedia)でも出なかった。アダルトサイドにはヒットしたもんね。(笑)

で、たどり着いたアマゾンスペイン。あったーーーー山頭火の事だった。山頭火ときいて性懲りもなくラーメンを思い出したのは言うまでもないです。

確か高校時代にとても私を可愛がってくれていた国語の教師が授業中に種田山頭火を紹介していたなぁーと思い出した。私は確かに山頭火の紹介の写真を見て「あーまた今度」とさらっと読んだふりしただけだった。覚えてるわーーー。面食いだったのよ。若気のいたりってことで。

ホンでもってどれどれ?と早速読んでみる。さわりからガッツリ魂を鷲掴みにされた。衝撃的な振動が体の奥底まで入り込んでくる。細胞の隅々まで染み渡る内容。これほどまでに読みたい理解したいと魂レベルで欲した本に出会えたのは久しぶりだった。

今の自分の心理や状況に偶々マッチしただけだったかもしれないが久々に心の目が見開く「出会い」だった。生徒さんに感謝。

しかし、趣味で「人生の彩り」として時に学んでいる事のレポート提出の期限ら、職安の登録(離婚したら日本語教師だけじゃ食べていけないからね)勉強会、講習、離婚裁判への準備。が一気に重なっているのに、本から目が離せない。
そういうものよね。やる気とかやらないといけないときに限って、不意に興味が湧くことが落ちてくるのよ。目の前に。くぅううう。

なぜ、いつもやること、やらなくてはいけないことが一揆に押し寄せてくる?
時間がある時は時間を垂れ流ししているのでは、というような感覚に陥るほどのぐったりダラダラ感があるような時間の使い方に偏りがあるのが悩み。

この時間の使い方については来週、西洋占星術と独自のメソッドを使用して時間の使い方を教示していただく事になってます。モニターとしてね。楽しみです。これも偶然のご縁でした。

そちらもまた後日お伝えします。

で、秋の夜長に種田山頭火おすすめします。でもね、夜に読んで魂揺さぶられちゃったら眠れなくなるかも。そこは自己責任ですよ。

素敵なご縁を運んできてくれた生徒さんに感謝します。





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