ひきこもりの課題

ひきこもりは、本人や家族の自助努力だけで解決することが極めて稀であるということです。このため長期化しやすいという特徴があります。
多くのひきこもりの回復で共通することは、社会参加への導き手として、家族以外の「理解ある第三者」の介入がなされています。
第三者とは、医療福祉関係者や行政、さまざまな支援団体のスタッフ、恩師などの昔繋がりがあった人の協力が、ひきこもりの回復において大きな意味を持ちます。

引きこもりの方のニーズは多様です。支援を求めない引きこもり、支援を求める引きこもり、今は支援を必要としていないが、潜在的に支援のニーズを抱えた引きこもりなどがあります。それではニーズがないひきこもりは放っておくべきでしょうか。そうではありません。たとえ表面的に拒否していたとしても、家族関係が変わるなどの状況が変化すれば、ひきこもりから回復したいニーズに変化することがあるからです。

機会あるごとにアプローチを試みる「マイルドなお節介」が大切になります。

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