ひとことはなし43

2021  5  24

先日ニュースを観ておりましたら、横須賀だったでしょうか、市役所にご老人が入ってこられ「これを市長に渡してください。中には手紙が入っています」と、持ってきたリュックを手渡し、名前も告げず立ち去った。と。

受けとった役所の方は、リュックの中は手紙という認識であったそうですが、中を見てびっくり。数えて6千万円が入っていた。という話。皆さんも御覧になったかもしれません。

今の世の中、暗いニュースが多い中で、こういうニュースは心が洗われるように感じたのは僕だけでしょうか。

人物を垣間見る手立てとして、その人のお金の出し方を見る事が、一つの指針とされているように思います。
良い人。とされている方が、事お金の話が出ると、まるで人が変わったようになる、という事があります。人間にとってお金というのは、大切な物の一つであると、これを見ると言えます。

「身代金」という嫌な言葉があります。これは文字通り「身体の代わり」として「お金」があるという事を意味しています。

話を戻しますが、先のご老人の手紙にはこう書かれていたそうです。
「小学校1年の時から貯めたお金です。何かに役立ててください」と。
このご老人の正体は未だ不明ですが、人間性が伺えますね。

神様が「世界に道あり」と仰せになったのは、こういう人の事を指すのだと思いました。

ネットニュースにも、この記事は取り上げられましたが、コメント覧を見ると、もちろん賛否ありますが、「ただただ頭が下がります」という内容が大半でした。中には「私にそれだけのお金があったとしても、こういう事はできません」と、正直に書いた方もありました。

人をだましてお金を奪う人もある世の中で、こういう人がいる、という事は誠に驚かされます。
勝手ながら、この方の来生について考えてみました。
このご老人。いつの日か寿命がきて出直しをされるでしょう。そしてまた、この世に出直して帰って来られるでしょう。それからの、この方の人生を想像するに、恐らく一生お金には不自由しない人生をおくられると思います。
何かしら仕事に失敗したとしても、それを穴埋めしてくれる人が、必ず現れてたすけてくれるでしょうね。

占いなどで「あなたはお金に不自由しない星を持っている」と表現するのは、こういう訳ですね。前生の生き方が、今現れる世界ですから、このご老人は来生に種まきをした、と解釈できます。

先が分からない人間がかわいそう、として、おやさまは、この道をこの世の表に出してくださいました。目の先の事しか分からない人間。
「明日と言えば50日先の守護している事知らん」とは神様のお言葉です。
明日の心配をする人間に対して神様は、明日と言えば既に50日先の守護をしておられます。なので案ずる必要はないのです。案ずるより徳を積んだ方がいいですね。
終わり。

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