ひとことはなし3

2022年4月23日

今日の話は、瓦葺き替え工事をするに至った経緯のお話をさせて頂きます。

昨年、10月くらいだったと記憶しているのですが、天理時代の友人が大阪で工務店をしております。彼とは腐れ縁で、今も交流が続いている数少ない友なのです。
が、この友人とも実に、数年ぶりに再会する事となったのが、昨年の10月でした。

彼の実家は県内にある教会ですが、建物がボロボロなのです。その事を常に気にしていたのが彼でした。そういう思いもあってか、天理の学校を卒業後、大工になりました。

その彼が昨年10月頃から、実家の教会を改修し始めました。建築材料は自分が全て御供し、手間も自分、という事で、完全ひのきしん(奉仕)だと聞いたので、「久々に会うか」と、お互い話しました。
が、僕の方の都合がつかず、結局会えたのは数分でした。

その後彼は、大阪に帰りましたが、僕はある相談がしたかったのです。
以前から、うちの教会の参拝場で、床が危なそうな箇所があるので、彼に修繕するのにいくら必要か、その相場を聞く意味で電話で尋ねました。
すると「俺がしてやるわ」との事。費用は格安でした。
親にその事を話すると、
「それをするなら先に、客間の屋根が傷んでいると以前から伝えていただろう」と。

すっかり忘れていたのですが、そうでした。で、彼に「今回は参拝場の修理は辞めるわ」と電話をし訳を話したら、
「それなら瓦職人をする人間、俺知っているから任せろ」と。
又「手間は俺がやってやるから心配するな」と。
「これは良い運びになった」と思いましたね。

つづく

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