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最高のチームを作るには

今日も思いのままに書いてみますね。

部下を持つ40代、50代でチームマネジメントに悩んでいる人はとても多いですよね。今どきの若い子の気持ちが分からなくなってきていますし。なかなか成果が出ない、なぜか今ひとつ突き抜けられない。

私も6年間、フィールドのマネージャーをやっていましたのでその大変さはよく分かります。なかなか想いは伝わらないですし、理解してもらえないですよね。

自分の伝え方が悪いのか、それとも彼らの理解力が足りないのか…新米マネージャーの頃は家に帰ってヤケ酒なんて日はよくありました。そう、ピープルマネジメントこそがこの世で1番難しい仕事ですよね。色んな事が起きます。その度に心を乱される。泣

私は試行錯誤しながらも、全国約500名の営業組織の中で全国トップの業績を上げるチームを作る事が出来ました。しかも圧倒的なチームです。数字でいうと他のチームと統計学上の有意差が付いていました。(会社的にはあってはならない事だとは思いますが…)

それはさておき、チームマネジメントで1番大事なことは何だと思いますか?

それは、お互いの信頼関係です。

中間管理職は常に板挟みの状態なので頑張り過ぎてしまいます。私も始めはそうでした。責任感が強いからこそなのだと思いますが、頑張り過ぎて、張り切り過ぎて、空回りして、それでチームが崩壊する。私の勤めている会社は外資系なので、昇格して半年で降格なんてマネージャーはザラにいました。

そう、頑張り過ぎちゃダメなんです。

確かに頑張っている姿は人の心を打ちますよね。プレイヤーの時はそれで良かった。あなたの頑張っている姿を見て周囲は評価してくれた。

でも、あなたは今やコーチなのです。汗をかいて、歯を食いしばって、気合いを入れて、頑張って、いつも厳しい表情をしているあなたの姿を見て部下はどうなるか。

おそらく萎縮してしまいますよね。それでは部下の本音は到底引き出せません。

今日は一つだけ、自分のチームの状態を測る上でとても分かりやすい方法を伝授しますね。上のスライドを見て、あなたのチームが今どこのphaseにいるのかを考えてみてください。

私が過去見てきたチームの殆どはphase2を超えられていませんでした。実際、世の中に存在するチームの8割はphase1止まりとも言われています。

どうでしょう、あなたのチームは今どこにいましたか?

仲は悪くはない、でもそんなに良くもない。それなりに大人の関係。

なぜ多くのチームがphase2を超えられないかと言いますと、大体のマネージャーはメンバーの意見が対立し始めるphase2の段階を成長と進化の過程と捉えられずに関係修復に力を注いでしまうからです。それでphase1の状態を維持しようとしてしまいます。そして、あぁ良かった、今日もチーム内にコンフリクトもなく、上手くマネジメント出来ていると勘違いする。

でも結果は全く出ない。チームに一体感が生まれない。そして悩む。

対立を恐れず、部下たちの本音を引き出そう。

その為には上司は頑張り過ぎず、いつもリラックスして部下たちと対峙する。揉め事が起きても、まぁ大丈夫。と大きな心で受け止める。やる時はやる、抜くときは抜く。実はマネジメントには、この弛緩がとても大事。

そして部下たちの声に真摯に耳を傾け、認めて、信じて、任せてあげる。

分かった、じゃあ自分が責任取るからやってみなさいと。そうしていくうちに徐々に部下たちは上司の魅力に気が付いてくれる。そう、先ほど弛緩が大事と言いましたが、弛緩。この意味分かりますか?

実は人が人に魅力を感じる時って、この弛緩、つまり緩んでいる状態の時なんだそうです。常に緊張状態ではその逆の印象を与えてしまう。だから部下の前では意識的に弛緩の状態を作るようにする。

部下たちはリラックスしている上司の表情をみて、あぁ上司にもこんな人間的な一面があるんだなと感じ始める。

そうして上司としてだけではなく、1人の人間として見てくれるようになる、認めてくれるようになる。それが続くとだんだんと心を開いてお互いに本音で意見が言い合える関係になっていく。その空気がチーム内に広がっていく。結果的にチームの信頼関係は醸成され、エンゲージメントが高まっていく。このチーム、〇〇さんの下で明日も頑張ろう!と思えるようになっていく。

チームマネジメントには信頼関係が大事。

案外答えはシンプルです。

チーム作りで悩んでいる人、明日から頑張り過ぎるのをやめましょう。大丈夫、きっとあなたならできます。この気持ち、伝わるといいな☆

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