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23歳に置いていくって決めたの

秋の風が涼しくて、下腹部が重たくて、たまに込み上げる吐き気を飲み込んで、肌が見えない服を着て。

ふと湧いた予定外の休日にすることもない。私は今日1人でいるつもりなんてなかったしそんな用意もしてなかったから。

たとえばちょっとした、大袈裟でない、ひとりごとみたいな、現状に対する感想を誰に言えばいいんだろうと思ったの。

おなかいたいな、気持ち悪い、涼しい、この靴歩きにくい、けど好きなの、過ごしやすいね、でも少しなんだか悲しい

こんなの言いたい人なんていなければいいのに、今の私には言いたい人がいて、その人にただ聞いてもらって、そうなの、ゆっくりしなね、そうだね、って言ってもらいたいと思ってしまっている。

虚しくて寂しい、私ばっかり好きなのが。

大切にされてるなあと思うことはできても、この人に好かれてるって確信を持つことなんてできない。

確信がないから、いつだって嫌われたくなくて、あとちょっともっと好きになってほしくて、通知のないラインを眺めて。

あと一ヶ月で、こんな不毛なことやめてやるんだ。


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