ウチが大変だった現状
不登校になった息子にとっての劣等感とは?当時は
分からなかったが、時が経つにつれて少しずつ分かってきた。おそらくクラス替えをしたことがきっかけである。息子の学年には2人の活発な男子生徒がいた。その2人とは小学校から同じ学校であった。スポーツ万能で何かと要領が良く、目立つタイプだ。だがその2人は小学校のとき常にクラスが別々だった。他の保護者曰く、「あの2人を一緒にしたら大変だよね、先生。」それくらい暴れん坊な2人だったようだ。中1のときもその2人は別々なクラスだった。だが中2でようやく一緒のクラスになり、2人にとっては「やったぜ!」と言わんばかりの状況だったらしい。そして息子もその2人と同じクラスになった。私は全く気にしていなかった。仲良くしていたお母さんが「あの2人と息子が同じクラスになり、心配でごはんが食べられません」と言っており、考えすぎでは?と思っていた。
中1の時とはガラッとクラスの雰囲気は変わり、例の2人のペースに息子は翻弄されたのだろう。息子はのんびりした消極的な性格だ。何かついていけない。不器用な息子はそこに先生が言う「劣等感」を感じていたのではないだろうか。その当時から5年程たった今、なんとなく分かったことである。
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