読む価値はない考え事メモ

 FANBOXの収益を増やさなければならない。当然、経済的な理由もそうだし、なにより「金を払う価値がある」作家として成熟するための試練だと考えている。

 さてどうしたものか。私は人並みよりは素早く描くことができる(とよく言われる)ため、描くだけならある程度大量生産できる。
 しかし、物量や単体での質はAIに持って行かれてしまっている。

 今や良質なイラストがAIに出力させればほんの数秒で出来上がってしまう時代。

 だが私はそのことを悲観的には見ていない。AIは今のところ誰かが使う道具でしかないからだ。

 出力されたAIイラストはその人特有の何かが反映されたものである。全てが完全に同じ人がこの世にいるはずがなく、誰もがオンリーワンのものを必ず持っている。
 私はそれこそが『才能』であると考えている。

 AIイラストそのものは、出力した人間、全人口分80億通りあるうちの1つから生まれたものにすぎない。

 そして現在のAI技術では、ザックリとしたジャンル(例えば巨乳とか美尻とか)を反映させることができるだけで、まだ個人が有する『才能』を反映させる力は持っていない。そのため、そもそもそうした人間は80億通りの1未満である。

 なのでAIを使ってイラストを出力した人間を、感情論を抜きにしてもクリエイターとして認めることはまだできないと思う。

 もちろんイラスト生成AIが抱える問題がこれで片付くはずがないが、今は関係ない。

 いかにして、大月潤という作家の『才能』を磨き、売り出すべきかというメモ書きである。そういえばメモ書きだったなこれ、普通に読み物前提で書いていた。

 とりあえず確実に言えるのは「AIになろうとするな」ということか。物量作戦は悪くないが、個の『才能』を磨き、AIはおろか誰にも出力できないものを描くことが究極であろう。

 言うのは簡単だが、じゃあどうしろと。難しいね。
 最近はそうしたことばかり考えていて、囲碁大会で1日に6局ぐらい、それも全部半目勝負のギリギリの戦いをした時のような疲労感が毎日続いている。
 特に結論を出すつもりのないただのメモ書きだが、これを書いていたら少しずつ頭の中の霧が晴れてきた気がする。

 DLsiteとか見て形式などを色々研究したり、思いついたことを色々紙のメモに書き起こしてみよう。
 

 

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