TVアニメ アイドルマスターミリオンライブ!第1話感想〜第1幕の感想を添えて〜

皆様TVアニメ

「アイドルマスターミリオンライブ!」

はご覧いただいてますでしょうか?まだ観てない方は各配信サイトで是非見てください。ニコニコなら放送終了と同時に無料で最新話が1週間見れますしなんならプレミアム会員なら無料期間が終わっても見ることが出来ます。

それはさておき、自分はTV公開に先駆けて先行上映も見た人です。先行上映は全部で3幕構成の1幕につき4話が上映されました。4話の放送をもって第1幕分の物語が世に出たので改めて感想を書きたいと思います。各話の感想と先行上映で感じたものを合わせて書きますので是非ともお付き合い頂ければ幸いです。

第1話 「たったひとつの自分らしい夢」

 物語の始まりは春日未来のモノローグから始まります。部活の助っ人やお年寄りの卓球に付き合ったりとエネルギッシュでなんでも楽しそうにやる未来ですが「本当にやりたいことはまだ見つかってない」という悩みを視聴者に提示してきました。
改めて考えても中学の頃なんて目先の楽しいことばっかり考えてて本当の意味でやりたいことなんて分からなかったなと思い、春日未来の悩みはどの同年代にも刺さる悩みなのかもしれません。

 スーパーコミュニケーション能力のおかげで卓球の相手をしていたおばあちゃんから765PRO ALLSTARSのライブチケットを貰った未来。ほぼ同時刻でそれぞれの部屋でチケットを眺める最上静香と楽しそうにスマホをいじる伊吹翼、そしてこの後差し込まれるアイドルになった3人のイメージ。
あのイメージ映像なんですけど、ミリオンライブのアニメ化が初めて発表されたアニメ化決定PVに映ってたもので、初見は「うわPVで見たやつ!!」と興奮しました。

『アイドルマスターミリオンライブ!』アニメ化プロジェクト始動ムービー
https://youtu.be/9LqorPTZxQE?si=MN2k2SM6kJbmrwcq

バンダイナムコ公式YouTubeチャンネルより

 半端ないレベルでワクワクさせられる導入をぶつけられたまま迎えるライブ当日、会場で初めて登場したアニメミリオンライブのプロデューサー(通称源太P)の登場です。更には今作ではアニメアイドルマスターでプロデューサー役を務めた赤羽根PもチーフPとしてアニメにまた参加してくれてるのが嬉しいですね。

 未来と静香の出会いなんですけど、静香が座席を間違えて座ってたせいかかなり申し訳なさそうな顔がかなり新鮮でした。ちょっとよそよそしい所なんかも中学生感あって可愛らしかったです。

そして天海春香の掛け声で声を上げるオールスターズ。これを聞いた瞬間(え?マジでライブシーン見せてくれるの?)とドキドキしました。会場の手拍子とovertureが流れる中幕の向こうで次々に現れるアイドルのシルエット。それも13人ですよ。
ちょっと話がズレますがアニマスだと秋月律子がアイドルとしてではなくプロデューサーとしての活動がメインだったのですが、今作ではアイドルとして彼女は活動してます。時折りステージに立つ回もあるにはありましたが、秋月律子もプロデュースされるアイドルなんだなというのが感慨深いです。

そして流れた曲が[ToP!!!!!!!!!!!!!]なんですよ

うわやばいやばいやばいやばいやばい

これでテンション上がらないはずがなく、すでに上がりきってたテンションのメーターが更に振り切りました。
なんと言ってもToP!!!!!!!!!!!!!が世に出たのはミリシタがリリースされた同年なんですよ。ミリオンライブに触れたきっかけがミリシタの自分にとってはこの曲も思い出深い曲のひとつで、それがこうしてアニメのライブシーンとして描かれている事実に感動しました。なにより映画館で見るライブシーンの迫力はあまりにも凄い。こんなもの味わってしまったら「山岡はんの鮎はカスや!」状態になってしまう。
まだ1話なのにライブ会場を後にする未来と静香と同じ感覚を味わいました。え?これまだ1話?

公園でふたりブランコに腰掛けて感想を言いあうふたり。そこで未来は自分が本当にやりたいことを見つけます。それが「アイドル」
静香も一緒にやろうと誘うも一度は断られてしまいます。でも未来の問いかけに静香は「アイドルは一番の夢」と答えました。「やりたいことがなかった人」と「やりたいことがある人」の対比と言いますでしょうか、中々美しいものを感じました。

静香はやりたいことがある側の人間なんですけど、それ故に必要なこととか現実的な課題があってそれが踏み出せない要因になってるんですよ。だけど未来はそこに囚われていない。言い換えれば現実も何も知らない人間でもあるんです。でも夢って現実に囚われてたら何も始まりませんよね?プロになるのは簡単でも人気になれるのはごく一部だとしてもアイドルや声優になる人間は後を絶たないし、最初は芽が出なくてもどこで売れるかなんて分かりませんからね。
変な話はさて置き、未来の光にあてられた静香は本当の意味で一歩踏み出す決意を貰ったんですよ。「静香ちゃんはきっとアイドルになれるよ」も言葉だけ見れば当たり障りない応援で、学校の友達や親戚に言えばみんな言ってくれる言葉なんですよ。
でも未来はその夢を一緒に追いかけてくれる仲間なんです。それはいままでひとりで足踏みしてた静香からしてみれば大きな意味があるんです。

 ジャングルジムに登り、先ほどは訂正した「We can do it now」も再度指摘することもなく静香は未来に「ありがとう」と言います。いいですよね、ありがとう。ミリオンライブはたくさんのありがとうが紡いできたコンテンツなんですよ。

 帰宅後すぐにふたりがオーディションに応募するという所で話は終わりました。1話放送時話題にも上がりましたが、TV放送ではOPへの繋ぎとして先行上映ではなかった台詞やシーンが追加されてたりしましたね(この時点では先行上映でOP映像のRat a Tat!!!はお披露目されてません)

第1話の感想まとめ

「いや1話おもしろ!!」
これをお出しされたらこの言葉以外出ませんでした。先行上映だと立て続けに4話分上映されるので「第1幕おもしろ!!」となってましたが改めて単体で見返しても面白い。

やっぱり映像面での美麗さは紛うことなき3Dアニメの真髄とでも言えるクオリティでぶつけられました。さすが白組の一言です。
第1話でアイドルになりました!完!ではなく、次への引きとしてオーディションに応募するというのはアイマスのアニメでもかなり珍しい展開なのも目新しさを感じましたね。基本アイドルになる前であってもスカウト(Pからアプローチされる)がほとんどなので、自らアイドルの扉を叩きにいく展開は凄く良かったです。

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