見出し画像

雑記 歌について

私は小学生低学年のときに百人一首というものに出会い、
こんなカルタがあるのか、と感動して覚え始めて
クラスの百人一首大会で毎回優勝していたことがあります。


百人一首はいわゆる短歌のあつまりです。


百人一首自体は好きなのですが
私にはよくわからないことがありました。


それは五七五七々の文字の並びを
歌と呼ぶこと

なぜ歌なのか、単純な文字縛りがある並びであり音楽はないと
不思議に思っていました。


その謎の私なりの答えをエイトジャムという番組で見つけました。


エイトジャムは私が大好きな番組のひとつです。
この番組ではレギュラーメンバー数人に対して、歌やダンスのベテランが来て
流行っている曲、有名な曲がなぜ惹かれるのか、技術的にどこがすごいのかを説明、対談する番組です。

先日のエイトジャムでは、宇多田ヒカルさん特集をしていました。


宇多田ヒカルさんの話されていた歌の作り方を聞いて、
なぜ短歌を歌と呼ぶのか私の謎は解決したように思いました。


宇多田ヒカルさんは曲つくりをするときに
絶対にメロディから作るそうです。
しかも、歌詞を入れる前に、ここの音はこういう母音にしよう、伸ばし方の音はこうしよう、と大枠を決めてしまうそうです。
そして、その結果、
宇多田ヒカルさんは
メロディで決められた言葉の数や母音の制限があることで
自分でも気づかなかった自分の気持ちが乗った歌詞が書けるそうです。


それを聞いて、だから短歌も歌なのか、と納得しました。


私は言葉の数など制限があると言いたいことが伝わらないと思っていました。
しかし、実は使える文字数や母音が自由だと広すぎて言葉を固められないのかもしれません。

そんなことに気づかせてくれました。


音楽ってすばらしいですね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?