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5月の漫才劇場はとても楽しかった


はじめに

毎月恒例のよしもと漫才劇場への遠征。

5月は24日(金)と28日(火)の計2回訪れた。
当初は24日のみ訪れる予定であった。理由としてはこの日の公演の出演芸人が豪華で絶対に観に行きたいと決めていた。

17時半からのKakeru翔ライブの出演芸人は
ドーナツ・ピーナツ、タチマチ、ごぞうろっぷ、三遊間、ファンファーレと熱狂、空前メテオ、シスター、釈迦虎、はるかぜに告ぐ、清川雄司に加え、

令和ロマンシンクロニシティの2組が出演することが決まっていた。
令和ロマンはなんばグランド花月のよる公演、シンクロニシティは21時からの翠星チークダンスとのツーマンライブ『シンクロチークダンス』を兼ねての出演であった。筆者は5月のスケジュール発表の時点でこれを見つけ、早速行こうと決意した。
そして令和ロマンとシンクロニシティをよしもと漫才劇場で観れるなんてめったにない機会であると思い、シンクロニシティのファンである筆者の友人を誘った。ところが、その友人は24日は漫才劇場に行くことができないとのことだった。ただし28日なら行けるとのことで、話し合った結果、24日は筆者1人で行き、28日は友人と2人で行くことにした。
ちなみに28日にはガクテンソクが追加出演することが決定しており、さらに行くと決めた直後にTHE SECOND~漫才トーナメント~2024で優勝を果たした。

5.24① イレギュラーなKakeru翔ライブ

筆者はまず、前日の23日(木)深夜、東京駅にあるバスターミナル東京八重洲からバスに乗車し、名古屋へと向かった。そして早朝になり名古屋に到着し、地下街にあるコメダ珈琲店で朝食を済ませ、インターネットカフェにてしばし休憩をした。休憩後、銀行へと向かいATMに2000円を預け入れた。理由としては、Kakeru翔ライブの当日券販売状況が◎ではなく○になっていたからである。もしかしたら今回はあまりの前売り券・当日券の売れ行きに、開演前の手売りは行わないのでは?と考え、今回はfanyアプリから購入しようと思い、当日券代+手数料の2000円を口座に預け入れした。そして11時半頃に名古屋駅から高速バスに乗車し、大阪駅へと向かった。大阪駅到着後、地下鉄に乗車し15時頃難波に到着した。

ここでスマホからfanyアプリを開き、Kakeru翔ライブのチケット販売状況を見てみると、そこには○印ではなく✕のマークが表示されていた。当日券が完売した。その瞬間、筆者には絶望のイカヅチが身体を貫いた。数時間前までは○印だったのに✕に変わっていた…。1日かけて難波に来たというのに、ここに来て観ることができなくなるとは…。21時から始まる『シンクロチークダンス』を観に行くとしても約6時間も空いてしまう…。あまりの絶望に憔悴しきっていた筆者は、もう一度アプリを更新してチケット販売状況を観てみると…

✕印が△印になっていた。故に残りわずかの状態であった。

筆者は急いで購入手続きを行い、なんとか購入を完了させた。
急いでなんばグランド花月1階の発券機に向かい、なんとかチケットを手に入れることができた。ここまで嬉しいことはなかった。東京から1日かけて来た甲斐があった。
そんな中、一緒に行くつもりであった友人からLINEが入り、
「シンクロが翔終わった後にシンクロチークダンスの手売りする」と。終演後にシンクロニシティがロビーにやって来る。筆者は2人からチケットを貰おうと考え、開場をまった。

そして17時ごろになると、
なんとKakeru翔ライブ出演芸人らが数少ないであろうチケットを持ってロビーにやってきた。さらにこの日トップバッターであったはるかぜに告ぐもロビーに来てくれたのだ。普段の筆者ならここでチケットを購入してるのだが、今回はいつもと違くイレギュラーな状況であった為、既に発券したチケットにサインを書いてもらうことにした。

4月に行われた初単独ライブ『プールサイドガール』以来ということもあり、その時のことも兼ねてゆっくり話せるかと思ったのだが、今回はチケット数少ない中での多い客数というかなりバタバタした状況であったため、少し急ぎで対応してもらった。もう列ができ始めたところで、お金の用意とスマホのカメラモードの用意を呼び掛けていた。ただ筆者はすでにチケットを買っていたので「今日はさっき買いました」「なんとかギリギリで手に入れましたよ」と伝えてすぐにサインを書いてもらった。その時も「今日はもしかしたら席確保できへんかも知れんから急いでね」と気をかけてくれた。そして単独のチケットを持っていたので「こっちにも良いですか?」と頼むと「OK!良いよ!」と快く書いてもらい、最後は写真撮影をしてその場を後にした。

席に座って改めて見たら単独チケのほうに「サンキュ!」の一言が添えられていた。

そして17時半になり、Kakeru翔ライブがスタートした。出番順は

引用:https://x.com/manzaigekijyo/status/1793896296300065237?t=XGzi0nXUCbRFu16Feq4bag&s=19
今見てもこの面子は豪華である。

この日はNHK大阪でNHK上方漫才コンテストの決勝があり、ファイナリストである清川雄司は19時半から決勝があるため2番目の登場であった。
また、企画コーナーにて今日は袖で支配人が見に来ているというのが判明。
コーナー出演者かつその直前の出番であった三遊間はネタ終盤にて櫻井一世が台詞面でやらかしてしまい、袖にいる支配人に怒られる前にすぐに舞台へと戻ったことが語られた。

そして後半ブロックになり、令和ロマンとシンクロニシティが登場した。
2組の漫才はまさに圧巻だった。2組ともネタスタイルは違えどどちらもとても面白かった。生で観ることができて良かったと改めて思う。
そして今回のKakeru翔ライブのMCであったももがネタ披露。久しぶりに「○○顔やろ!」メインの漫才を観ることができた。
トリを務めたのはタチマチであった。タチマチは出てきて早速「今日こんなメンバーたちのラストが僕たちで良いんですか?」と自虐を交えてネタを行った。

5.24② シンクロチークダンス

Kakeru翔ライブが終わり、ロビーへ向かうとシンクロニシティの2人と翠星チークダンス木佐の3人が、21時から始まる『シンクロチークダンス』開催を呼び掛けていた(ちなみに翠星チークダンスちろるはロケがあるため、開演前に来ることになっている)。筆者はチケットを購入し、3人からそれぞれサインを書いてもらい、写真も撮ってくれた。また、シンクロニシティは2人ともとても物腰柔らくかつ丁寧であり、ネタのテンポや雰囲気とはまた違ってまた好印象に見えた。そしてこの日行けなかった友人のために2人にお願いして友人宛で色紙にサインを書いてもらった。そして木佐には3月に漫才劇場で観たネタがとても面白かったことを伝えると「今回はまた違うネタ2本あるので楽しみにしておいてください」と告げてくれた。そして一旦喫茶店で休憩し、20時半に戻ると翠星チークダンスちろるがロビーに現れた。ここで筆者は最後の1人である彼女からサインを書いてもらい、4人全員分を集めることができた。

そして21時になり公演がスタート。前半は翠星チークダンス→シンクロニシティの順で交互に漫才を2本、計4本をノンストップで披露。4本ともとても面白く、各々の良さなどがとても出ていて良かった。そして後半は4人でシンクロにちなんだゲームを行った。約40分で8個ほど行い、それぞれ見せ場を作りつつ盛り上がった。
そしてエンディングでは写真撮影タイムがあったので筆者も撮影した。

こうして公演が終了し、筆者は東京へと戻った。

一方NHK大阪放送局では第54回NHK上方漫才コンテストの優勝者が決定した。その優勝者は…

フースーヤ!!!!

引用:https://x.com/nhk_osaka_JOBK/status/1795017769500782943?t=r_8vwBQnNHEEb-CLOE_neA&s=19

2016年衝撃のデビューから8~9年、型破りを超えたスタイルで自分たちの面白いを信じ続けた2人がついに賞レース優勝を果たした。筆者も今大会の優勝大本命はフースーヤだろうと決勝前から予想していた。

こうしてカベポスター、ダブルヒガシ、天才ピアニストの3組と堂々と胸を張って並べれることが筆者としては嬉しい限りである。また、28日のKakeru翔ライブではフースーヤはMCを務めるので、優勝したばかりの王者2組を観ることができることとなった。

5.28 王者の漫才と萌々ちゃんのお漫談

筆者は東京への帰路へと就くのだが、なんだが身体の様子がおかしいことに気づいた。夜行バスに乗り、1回目の休憩で外へ出ると急な寒気が襲い、同時に首筋に張りを感じた。念のため持っていた体温計ですぐ測ると、37.5℃であった。一気に28日行くことに暗雲が立ち込めた。筆者は東京にある自宅に戻るとすぐ病院へ駆け込んだ。診てもらうと喉は赤く腫れていたとのことだった。思い起こせば前日、前々日から違和感を感じており、トローチ系の薬を舐めて対策していたのだがやはり調子が悪かった。筆者は錠剤とのどの腫れを治す漢方薬をもらい、その日は薬を飲みつつ一日安静にした。すると薬の効果で熱は下がっていき、平熱を維持できるまでに回復した。これで28日行けると思っていた矢先、また暗雲が立ち込める事態が発生した。線状降水帯の影響により、関西地方に警報級の大雨が降るとのことだった。そしてこの日一緒に行く友人からも「電車が止まってもしかしたら行けなくなるかもしれない」と一報が入った。しかし筆者は既に夜行バスも予約しているので1人で観に行くという可能性を残しつつ、深夜24時半にバスタ新宿を出発した。

翌朝8時頃、バスは神戸・三ノ宮に到着した。筆者は今回もコメダ珈琲店で朝食を済ませた。そして友人から14時半に難波に着く予定とのことだったので、12時過ぎまでインターネットカフェ・アットワンJR三宮店に入店し、休憩を取った。少しばかり寝ていたので、気がつくと12時を過ぎていたのでここで退店し、阪神電車に乗って難波に向かった。

そして14時に大阪難波駅に着き、改札で待っていると予定通り友人はやってきた。そして開演までの時間は2人でなんばグランド花月1階にあるエンタメショップと吉たこでに行き、漫才劇場のあるYES-NAMBAビルへと移った。劇場のある5階には16時半にならないと入れないのでそれまで4階で時間を潰していた。ここで24日にシンクロニシティの2人に書いてもらったサイン色紙をその友人に渡すと、泣きながら喜んでくれた。別れ際に渡すか迷ったが、24日のことについての話題になったため、ここで渡すことにした。

そして16時半になったので5階へ上がり、チケットの手売り開始を待った。友人からは以前より「28日は誰からもらうの?」と問いかけられていたのだが、筆者は爛々の萌々ちゃんから貰うことを決めていた。彼女は出番が前半だったため、ロビーには少ししかいられないとのことだったので直ぐに並んでチケットを購入した。そしてこの間も「よくライブには来られるんですか?」と萌々ちゃんから問いかけてくれたので「翔ライブよく行きます」と返答したり、こちらから「今日はじめてお漫談観ます。漫才の方はTVとかYouTubeで何回か観たことあるんですけど漫談初めてです」と言うと、「ありがとうございます。命燃やさしていただきます」と丁寧に返してくれたのがとても印象的だった。

いつも本名部分はペイントで線を引いて隠すが、今回は萌々ちゃんから貰ったので炎スタンプ。

そして28日の出番表はこちら。

引用:https://x.com/manzaigekijyo/status/1795338557068017918?t=3uWMQtlspBq8P9B-Ee5LLA&s=19

今回はプラス+ではないため、配信なしのライブである。つまり今日は出囃子を聞ける日であった。
また当初はポートワシントンが出演する予定であったが、6月末の解散のこともあり、出演が急遽見合わせとなった。その代打として鬼としみちゃむの出演が決定した(しみちゃむはポートワシントンと同期)。鬼としみちゃむを劇場で観るのは昨年11月以来約5ヶ月ぶりである。

そしてライブがスタートし、MCのフースーヤからは改めてNHK上方漫才コンテスト優勝の報告がなされ、場内は拍手に包まれた。
※ちなみにここでもショータイムは相方と抱き合うことが出来ませんでした。

前半ブロックでは、気になっていた萌々ちゃんのお漫談を初めて観た。まず出囃子が中森明菜の北ウイングではなく、アッコさん(和田アキ子)の曲であった。恐らくコンビ用とピン用で出囃子を分けたと思われる。そして持ち時間約5分、センターマイク1本としゃべりのみで客席を沸かし続けた。やはり彼女のべしゃりスキルは凄まじいものがあると改めて感じた。現在療養中のうーちゃんこと大国さんが戻ってくるまで、これからもセンターマイク1本で戦い、待ち続けるのだろう。

そして後半ブロックではTHE SECOND 2024王者ガクテンソク→第54回NHK上方漫才コンテスト王者フースーヤという王者2組のネタを連続で観れた。
この2組はつい数日前に優勝したばかりというのもあって、ガクテンソクは王者としての貫禄が垣間見え、フースーヤは優勝によって得た自信と期待が湧き出て見えた。その王者2組に続き、トリを務めたのは三遊間であった。今回の三遊間は24日のような悲劇は起こらず、無事トリを務めあげることができた。

おわりに

5月遠征はいつも以上に楽しかったと感じた。
考えてみればこの2回で劇場で観た芸人たちの賞レース結果は凄まじい。

5.24(金)
・令和ロマン(M-1グランプリ2023優勝)
・もも(M-1グランプリ2021ファイナリスト)
・空前メテオ(第13回ytv漫才新人賞優勝)史上最短芸歴優勝
・はるかぜに告ぐ(女芸人No.1決定戦 THE W 2023ファイナリスト)
 ※関西勢としては史上最短芸歴決勝進出
・ドーナツ・ピーナツ(第7回上方漫才協会大賞 新人賞/M-1グランプリ2023準決勝)
・清川雄司(出番直後にNHK上方漫才コンテスト決勝)
・シンクロニシティ(M-1グランプリ2022準決勝)
・翠星チークダンス(ハイスクールマンザイ2014優勝)
・三遊間(第1回 UNDER5 AWARD決勝)
・ガクテンソク(THE SECOND~漫才トーナメント~2024優勝)
・フースーヤ(第54回NHK上方漫才コンテスト優勝/M-1グランプリ2023準決勝)
・鬼としみちゃむ(M-1グランプリ2023準決勝)
・ジョックロック(コンビ結成1年で第10回NHK新人お笑い大賞 準優勝)
・エナマキシマ(第1回 UNDER5 AWARD 決勝)
・マーメイド(2年連続NHK上方漫才コンテスト決勝進出)
※一部抜粋

こうして並べてみると改めて凄さが伝わってくる。これだけの優勝者、受賞者、ファイナリストらがいるのだから、5月に行った2回が面白くないわけがない。なんだかいつもより特別で貴重なものであると感じてくる。

そして現時点で6月に行きたいのは14日(金)である。
Kakeru翔ライブには萌々ちゃん&はる告ぐが出演し、その後21時からは天才ピアニストのスーパーライブ(確定)が行われる。長らくスーパーライブには行っていないし、かつ天才ピアニストの2人にも半年ほど会ってないので、この日が一番の良いのではないかと考えている。実際特にこれと言った用事もなさそうなので次は6月14日(金)に標準を定めようと思う。また、1週間前の6月7日(金)には第2回 UNDER5 AWARDの決勝進出者の発表もあるので、14日出演芸人で第2回UNDER5 AWARD決勝進出の可能性があるに該当するオニイチャン、マーメイド、例えば炎、ゆうらん飛行、はるかぜに告ぐの5組からは決勝進出者は出てくるのか注目である。



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