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髙橋未来虹「ラフテイル・オブ・アラジン」観劇レポ/2023.11.26昼

Xにて素敵な美穂noteを書いているFFさんを見習い、今回の日向坂46の3期生である髙橋未来虹さん出演の「ラフテイル・オブ・アラジン」観劇のレポを書いて行こうと思う。多少、文章が拙い箇所もあるだろうが、大目に見て頂けると幸いです。ネタバレ&個人の感想ありますのでご容赦ください。
〜目次〜
①申込の経緯
②あらすじ(以降ネタバレあり)
③観劇前
④観劇の感想
⑤最後に


①申込の経緯
まず、今回の髙橋未来虹(通称:みくにん)の観劇を決めたきっかけとして、私が夏に同グループの富田鈴花さん(通称:すーじー)の「ミュージカルヴィンチェンツォ」に感激し、同期である、山口陽世さん、森本茉莉さん出演の「幕が上がる」の余りの期待値以上の演技に度肝を抜かされたからである。また出演のみくにんの推しメンはすーじーと言う事で、妹分みたいなものだ。会場は「こくみん共済copeホール/スペース・ゼロ」で遠征となるが日程的に日曜の昼なら、翌日の仕事にも影響ないかと考え、申込をした。


②あらすじ
今回の舞台の話は皆が誰しも一度は見たり、読んだりしたであろうアラジン。
貧しく盗みで生活を凌いでいるアラジンが悪い魔法使いにランプを取りに行く様に仕向けられ、物語が始まっていく。
ラフテイルと言う事は、ONE PIECEみたいに笑話という含みがあるのかな?勿論、丸々同じでは無いだろうからどこが変わっているかを楽しみに会場へと向かった。
なお、公式サイトのあらすじは観劇後に見るとそのままでした。以下に掲載するが、端折った箇所もあり、公演の尺では伝わらない部分もあったので参考までに。

人物紹介〜相関図〜


【あらすじ】公式より
はるか昔、砂漠に囲まれた東方の王国マシュリク。
その下町にアラジンという貧しい青年が暮らしていた。清い心の持ち主ではあったが、小心者のため仲間たちからもバカにされ、不遇の日々を過ごしていた。
「いつか人生を変えたい」と願うアラジンは、ある時、街に視察にやってきた王国の姫、バドゥールの美しさに一目惚れしてしまう。バドゥールと結ばれることを密かに夢見るが、身分違いの恋ゆえ、とうていそれは不可能。

一方バドゥールは、父である王様が決めた政略結婚のためのお見合いに強い嫌悪をいだいていた。バドゥールの本心は、本当に愛する者と結ばれること。
そんなある日、仲間に煽られて度胸試しの盗みに挑戦することになったアラジン。しかしあえなく失敗し、衛兵に追われていたところを不思議な老人に助けられる。命拾いしたが、なぜ見ず知らずの人間が自分を助けたのか理解できない。
その問いに老人は、「君に頼みがある。"魔法の洞窟"に行ってほしい」と返した。悩んだ挙、アラジンは頼まれ事を引き受ける。
実はこの老人こそ、王国の乗っ取りをたくらむ邪悪な魔法使いアフリーキーだった。
彼は、あらゆる願いが叶うという魔法のランプを手に入れ、王国を支配しようと考えていた、そのランプは、清い心を持った者しか入ることができない"魔法の洞窟"にある。そこで、条件にあったアラジンをそそのかし向かわせようとしたのだった。
アフリーキーはアラジンにランプのありかを示す魔法の羅針盤を与え、洞窟へと送り込むが、この企ては失敗し、結果、取りに向かったアラジンの機転で、魔法のランプに憑いていた魔神の主人となり、アフリーキーはどこかへ姿を消してしまう。

魔神は「人を殺すことと人の心を変えること以外はどんな願いも叶えられる」と言う。かつて天界に住んでいたという魔神は、悪さをした罰で天帝にランプに封じ込められ、人間の主人を真に幸せにすることができたら天界へ帰れるという条件を課されていた。それを聞いたアラジンは、愛するバドゥールにプロポーズしたいと願い出る。すると魔神はアラジンを他国の王子に変身させ、さらに金銀財宝を持たせると、早速城へ向かわせた。
アラジンの身分を聞き、バドゥールとの結婚を認めようとする王様だったが、大臣が猛烈に反対し、本当に王子がどうかを確かめようと条件を出す。
しかしアラジンは魔神の力を借りて難なく条件をクリアする。さらにバドゥールのために豪勢な城まで用意したアラジンに喜んだ王様は、ついに彼女との結婚を認める。

その頃、王国を追放され、アラジンへの恨みを抱く大臣の元に、アフリーキーが接近する。
アフリーキーは大臣と結託し、アラジンの持つ魔法のランプを奪うべく画策する。
一方、すっかり怠惰な生活を送り無茶な要求を続けるアラジンに、ついに魔神が怒り出してしまう。「人間の欲は果てがない。魔神の力でいくら願いを叶えても本当の幸せを掴むことはできない、それがわからぬお前は愚か者だ」
魔神はこれまで欲望の限りを尽くした末に破滅した主人を何度も見てきたのだ。
しかしアラジンは耳をかさず、二人は仲違いしてしまう。

ある日、アラジンが城を離れた隙に、魔法のランプを奪うことに成功した大臣は、アフリーキーにランプを渡す。ついにランプを手にしたアフリーキーは、大臣を裏切って魔神の主人となり、アラジンの住んでいた城をバドゥールごと彼方に飛ばしてしまう。
全てを失ったアラジンは、王様から王国を狙う邪悪な魔法使いの嫌疑をかけられ、処刑台に引き出されることに。アラジンは「ひと月だけ時間をください、その間に必ず姫を見つけます」と約束し、なんとか釈放される。
あてもなく街をさまようアラジンは、見張りを振り切り、そのまま故郷を捨てて逃げ出してしまおうかと考えるが、魔神の言葉を思い出し、今度こそ本当に人生を変えたいと踏みとどまる。
以前にアフリーキーからもらった魔法の羅針盤の存在を思い出したアラジンは、羅針盤に問いかけ、アフリーキーのいる地へと案内してもらう。

その頃、日の沈む西方の街マグリブに城を移していたアフリーキーは、魔神の力で兵を蓄え王国への侵攻を企んでいた。さらにバドゥールに求婚するが拒否される。怒ったアフリーキーは彼女が心変わりするまで塔に幽閉してしまう。
幽閉されたバドゥールの元に、羅針盤に導かれたアラジンがやってくる。
アラジンは必ず助けることを約束し、彼女からランプのありかを聞き、城へと忍び込む。
衛兵をすり抜け宝物庫へとやってきたアラジンはついにランプを発見するが、それは偽物だった。本物のランプを持つアフリーキーに見つかり縛り上げられてしまう。
アフリーキーは、バドゥールの前でアラジンの正体を暴き立てるが、バドゥールは信じない。怒った彼は二人を殺すよう魔神に命じるが、魔神は「人の命を奪うことはできない」と拒否する。
仕方なしに自ら手を下そうとした際、一瞬の隙をついてアラジンがランプを取り戻す。
再び魔神の主人となったアラジンは、ついにアフリーキーを魔法の洞窟へ封じ込めることに成功する。
無事バドゥールを助け出したアラジンは、魔神の力で身分を偽っていたことを告白する。
しかしバドゥールは、危険を顧みずに助けに来てくれたアラジンへの愛を誓う。さらに、事の顛末を知った王から、王国の危機を救った英雄として宮殿に迎え入れられ、改めてバドゥールとの結婚を認めてもらう。

一方、アラジンを幸せにしたことで罪を許された魔神は、ランプから解き放たれ、天界へと帰ってゆくのだった。


③観劇前
観劇前に評判を見ていると、
「みくにんの歌ちゃんと聴いたの初めてだけど上手かった。」
「美男美女のキャストでこの値段でいいの?」
「たくさんのファンの方がいて、人気あるんだな。」など上々だった。
ちなみに、普段は渡邉美穂、富田鈴花の両名を主に推している私にはみくにんのFFさんいるのかなとぼっち参戦のつもりでいたが、箱推しおひさまは強かった。幸いにも何人かの顔馴染みの方とお会いする事が出来た。
前日の土曜がイベントにて出勤となっていた私は夜に夜行バスに乗り込んだ。
乗車時間に余裕を持って向かったのだが、いつも乗る停留所に向かってしまい、走る羽目なった。
幸いにも発車2分前で寒い筈なのに汗ばんだ発車となった。
朝7時に新宿に到着。開演まで遥かに時間がある。FFさんがシブツタへ行く事を知っていたので渋谷駅へ。私はシブツタが閉店前なのも、地下通路に展示がある事も忘れており、小雨と言う事もあって近くのマクドで時間を潰していた。FFさんから地下の写真を頂き、すぐ向かう。
なお、シブツタさん最高でした。

日向坂46 四期生


ひらほー(平尾帆夏さん)のポスター前で記念撮影。再び、新宿駅へ戻った。9時過ぎと時間を持て余していたが、前日に上がった新宿御苑で友だち(おそらく丹生ちゃん)と遊んだみほちーのInstagramを見て即訪問。入園料は500円。入り口にて受付のオジさんにmihogramの写真を見せて場所を絞る。

新宿御苑のみほちースポット

無事、全ての写真の場所を特定したが、FFさんから11時から待機列が出来ると連絡を受け、急いで向かう。どうしてもパンフレットを購入したかった為、ここでも少し走った。
到着は11時05分頃だったであろう。列こそあったが、数人だったので安心。
15分の入場にて無事パンフ購入。公演衣装ぬいぐるみも撮影。開演直前までFFさんと談笑。
私の席は10列上手側だったが、張り出しステージの会場は最後列が20程度のホールで10列だが、2段目の3列目辺りと見やすい位置であった。席は設置イス。前後左右は間隔ある方。
全方のイスに身を乗り出したり、もたれないでと注意があった。


④観劇の感想
舞台の使い方はシンプルだった。
街並み、洞窟の中、王宮の中、アラジンの家と背景は大きく4種類。
セットもソファー、荷台程度で作れて簡単に場面転換が行われた。また、会場を蹂躙する事もなく、舞台上での演技であった。
にも関わらず、話は分かりやすく、そうそう!と思える流れやテンポだった。
以下、ネタバレになるが、
○シャフリヤール(王)とカマル(大臣)のやり取りは力関係があるのに何だか逆で面白くい。
○ルル、ラファ、ナジャ、ラマの侍女の踊りは華やか。
○パドゥール(みくにん姫)とレイラ(パドゥール専属侍女)の恋バナは妙に女子会だった。
○アフリーキー(魔法使い)とファティマ(部下)はボケと辛辣なツッコミでシュールだったし、
○アラジンとジンニー(ランプの魔神)の出会いのシーンは昔、高校時代にアラジンの脚本を書いた私の理想を辿ったかの様な演技だった。

M2「俺は最強の魔神」にて
ジンニーの登場の歌だが、決して上手くなく、ワザと音を外したり、抑揚をしつこくつけて、台詞をアラジンに伝えるのだが、ジンニー役の今江大地さんが何ともまぁ諄い演技。関西弁を使う魔神。関西圏からすれば、ギリギリ合格ライン。
双眼鏡を持参したので覗くと、顔の表情まで諄い。おそらく録画して自分で見たく無いだろうな。という役への入り込みでスゴい絡みでグイグイアピールくるような歌だった。最後の歌で改めて分かるのだが、ワザと外してやっていた。

アラジン役の松本幸大さんはどちらかと言うと高音域の声の方で低くダンディというよりかはポップで身軽なイメージの声だった。公演後の挨拶を聞いている限りでは主演のお二方は真面目な性格なのだと言うことが伺える様子だった。

スポットライトが決め台詞でちゃんと当たらないよくやるボケをバリエーション付けて天丼していたのは面白かった。
また、辛辣なツッコミでアレが生きていたと思う。

失踪のパドゥールをアラジンが探すシーンがあったが、見張りの兵士がスクワットをさせられるシーンは面白かった。また、そのせいで去り際が足ガクガクになるオチまで含んだ構成には笑ってしまった。

パドゥール姫ことみくにんは反抗期真っ只中のお姫様という雰囲気であった。ただ、富や権力より真実で誠実な愛と自由を求める乙女でもあった。ずっと、反抗もありながらお見合いを断るパドゥールだが、アラジンがジンニーの力を借りながら国内随一の剣士を打ち負かす。私の為に立派なお城を作ってくれたら結婚を考えると余りにも滅茶苦茶を言い、素直になれない所をレイラと相談する場面に、私はキュンキュンした。(ここは盛ってると思う方いるかも)

M4「マジカルナイト」にて
(私のために)じゃあこの夜空を明るくして見せてって言ったら?
の歌辺りからみくにんの歌は本領発揮した。
安定した高音域を出しながらハッキリ通る歌詞。
音程が決して外れることが無く、さらに力強く強弱がついたのを確認した私は脱帽した。
3期生は化け物揃いでは無いか。と。
余り機会が与えられず、世に知られてないだけでは?と思いすらする。
またアラジン役の松本幸大さんの声との相性は良かったのではないかと思う。クリアな音質同士が互いを助け合って声を大きくしているなと感じた。

M7「アラビアンドリーム」にて
舞台を幾つか見た中で、こんなに高身長なアイドルは中々いない。みくにんはグループの日向坂46随一の高身長。その身長で主演ダンスをした時にとても線がキレイで際立っていた。

演技も特に怒ったり表情は王であり、父であるシャフリヤールもタジタジものであった。みくにんはゲラであり、アドリブ部分で面白かったらゲラ発動。共演者に、特にレイラが(しっかりしなさい!演技中よ!)と言わんばかりのやり取りもファンは必見であった。

⭐︎みくにんのソロパート。
⭐︎最後のアラジンとジンニーの別れのシーン。
この2つが私の涙腺ポイントであった。
みほちータオルが役に立った。笑

観劇後は長い拍手で会場が埋め尽くされた。
キャストがパートごとに出てきた礼の後、
揃って全員が礼、まだ鳴り止まなかった。
主演三人が一言ずつ喋る。
貴重な時間をたくさん作品がある中で選んでくれてありがとうございます。
皆さんに私たちも元気を貰っています。
この力でもっといい事があるといいなと思います。
の発言からも分かる通り、真面目な、真面目なキャストだと伺える。


⑤最後に
舞台終わりの去り際にみくにんが両手で観客席の下手側に手を振っていた。
その後、すぐに席を立つ2人がいた。
もしかしたらメンバーかも知れない。
(また、追加の情報があれば更新して置こうと思う。)

前述しているが、高校時代に私自身がアラジンの脚本を書いた経験があり、(勿論、高校の学園祭のクラス劇レベルだが)アラジンの話をどう構成したらいいかを悩んだ過去があり、アブー(アラジンのペットのサル、相棒)の扱いに悩んだ。
イアーゴ(ジャファーのペットのインコ)が今回、魔法で操られたファティマかー。とか。
そう言えば、ジャスミンにもペットいたなー(トラ)とか。
当時はテーマとして
「真実の愛」「本当の自由」
みたいに捉えててアラジン×パドゥール、
アラジン×ジンニーの関係変化で悩んでたな。
今回のラフテイル・オブ・アラジン(通称:アラステ)では無駄なく必要な部分をキレイに繋いであったなと思った。

今回の公演は期間が短く、公演会場も地方公演が無く、遠征として観劇させて貰いましたが、
みくにん始め、素敵なキャストさん方の演技がもっとたくさんの人に伝わればいいのにな。と思うよ。
とにかく、休日一日をこんなに有意義な時間へと変えてくれたみくにんには感謝でしかないよ。
感動をありがとう!!

みくにん、ありがとう!

〜余談〜
帰りは新幹線で。
東京駅からでしたので、ひなたアカデミーで
みーぱん回のクリスピー・クリーム・ドーナッツでお土産買って帰った。
FFさんに頂いた埼玉新聞。めっちゃ嬉しい!
埼玉大学の話も聞けて最高の濃い一日でした。
皆さまに感謝。

うまし!

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