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トレードに対する考え方

こんにちは。ちびたと申します。
今回は私のトレードに対する考え方を書いていこうと思います。

消極的思考・長期的思考

トレードを始めた頃は早い成長や早く資金を増やすことばかり考えていました。しかしある段階で、その考え方こそが「長期に渡って安定的に勝って資金を増やすことの妨げになっている」と気づきました。あくまでも個人的に感じたことなので、全ての人に当てはまるとは思いませんが、考え方を長期的・消極的に変えることで必要以上のマイナスを被ることにはならなくなると思っています。要は、トレードを丁寧にやるという意識です。

分かることだけをやる・得意を伸ばす

最も重要なのではないかと思います。始めのうちは、自分にとって何が得意なのか、何が分かりやすいのか、すら分かりません。このプロセスはトレーダー毎に違うものなのかなと思います。始めはとにかく知識の勉強と過去チャートの研究・デモトレードぐらいしかやれることはありません。それをしているうちに「ん?」とか「おや?」というのが、分かるようになってくるものなんだと思います。そこからですよね、分かることだけをやる・得意を伸ばす意識でやる。どうしても得意が分からないのなら、逆説的にトレードノートをつけて負けパターンを集めて潰す・改善していく意識や、勝ちパターンを集めて磨く意識なんですかね。

性格は変わらないが考え方は変えられる

性格というものは不思議ですよね。まるでそれが自分の全てのように感じられることもある。しかし、考え方というものは自分の意識次第で変えられると思っています。例えば何かにイライラする時、そのイライラしている自分に気づき、原因は何なのかが分かれば、それについてよく考えてみる。すると「あれ?そんなに怒るほどのことなのか?」という気持ちになることもある。人間なので喜怒哀楽があって当然だし、それが人間としての魅力であり美しさだと思っています。ただ「どうでもよいこと」に囚われすぎていないか?と考えてみるのもアリというか、考え方の自由だと思います。人の頭の中は自由です。他者が変なの〜なんて馬鹿にしたって気にしなくて良いと思います。頭の中から自由を奪ったら、行動も考え方も不自由になります。SNSなんかを見てて怒りがわいた時、大体はどうでも良いことだと個人的には思ってます。笑
そして相場とSNSには似たところがあると思っています。
初心者の方がトレードをしていくにあたって、色んな知識を勉強したり、過去チャートで研究したりすると思います。これらは正しい努力だと思います。ただどこかのタイミングで、正しい努力の方向性について、じっくり考えてみた方が良い気もします。先を行く賢人トレーダーさん達は皆おっしゃいます。「正しい努力をしなさい」「得意なことをやりなさい」「一つのことに絞りなさい」など。知識は長く続けてさえいれば勝手に増えていきます。ただある時を境に一番に必要ではなくなります。知識をちゃんと知恵や技術に変えなくてはなりません。一つのことに絞ることで集中的に正しい努力を出来るようになれば、技術が身についていくんだと思います。
資金をコツコツと積み重ねることも重要ですが、個人的には技術や知恵をコツコツ積み重ねることに連動して資金が積み上がっていくものでもある、と思っています。

焦らないこと・自分を焦らせないこと

焦らないことは重要だと思います。失敗するエントリーのほとんどに焦りが原因の要素になっていることが多いように感じます。トレードは焦ったら負けなんです。では、焦りはどうやったら解消できるのか?焦りそのものは自分の力で克服するしかありませんが、焦りの原因について考えてみた時、その奥底には「自分のトレードに自信がない」「そもそもギリギリの生活状態でトレードしている」「なんとなく我慢ができない」などがあると思います。ご自分の状況に合わせて「今は実トレードするべきタイミングではない」と勇気をもって中断する覚悟も時には必要なのかもしれません。投資・投機の基本は「余剰資金でやること」だと思います。生活資金をかけると焦ります。誰でも焦ります。自分を焦らせないことというのは、自己コントロールの一種だとも思います。トレードは自己コントロールの塊のようなものだと思っています。自信のなさは練習不足や経験不足が原因なことが多いです。とにかく続けましょう。

メンタルだけに頼らないこと

メンタルの話は本当に難しいのですが。笑
SNSやFX漫画などで、含み損をメンタルで耐えようとしてる人がいます。全く意味がないというか、むしろそれが習慣化するとメンタルが壊れます。メンタルは基本的に強いも弱いもないんだと思っています。メンタルだけに頼ろうする行為は危険ですし、ある種の怠慢だと思っています。メンタルのみに逃げようとする自分です。メンタルは鍛えられません。代わりに知恵や技術をコツコツ積む意識に変えてみましょう。積み上がった技術を実感できたら自然と自信がついてきます。メンタルの使い方は、技術を蓄えるための具体的な行動の支えとして使いましょう。メンタルが壊れるとトレードどころじゃなくなるので、メンタルの弱さを言い訳にするのは止めた方が良いです。
ただ長いスパンでトレードをしていくのにはメンタル的な支えが重要です。長く結果が出ない時期が続くと流石に心が折れそうになりますからね。凄く分かります。結果が出始めても性格的になのかメンタルを病む方もいると聞いています。トレード行為においてのメンタルは具体的な行動を続けるためや考え方を支える程度にしておきましょう。
ポジティブな方はトレードに向いてると聞きますね。本当、その通りなんだと思います。ポジティブ思考の方は、自己コントロールの仕方が身についてるんだと思います。だからずっとポジティブなままなのです。運が良い人は何故自分の運が良いのか、なんとなくでも分かっているのと同じようなことです。

自らの間違いに気づけるようにすること

これはトレード行為を続けていく上で重要なことだと思っています。トレードノートをつける意味は、これにあたります。大体のトレーダーさんは負けまくります。普通です。だからこそ、負けの内容に焦点をあてます。自分が無意識に何をしてしまっているのか、無意識に何を考えてしまっているのか、などを認識するためです。まずは認識し、それが必要なことなのか、必要ないことなのかを評価します。トレード毎に簡単な記録でも良いと思います。何を考えた、何を感じた、何をした、実際にどんな結果だった、とか。いつも負けるパターンが浮かび上がったりもします。それが改善できる範囲のことなのか、そもそもやらないという選択をするべきなのか、一つひとつ自分で判断していく作業です。

習慣化してしまうこと

トレードは大きく言えば、勝ち負けを繰り返しても資金が増える理屈を元に、その思考や行動が習慣化できるかどうか、だと思います。要は慣れです。勝てる手法を負けが続いても変えずに居られるか?が鍵となります。一貫性とは、そういうことだと思います。FXはトータルで勝てれば、勝ちトレーダーです。何も大きく利益を出すことだけが勝ちトレーダーではありません。結果の話です。大きな利益は、技術を磨きつつ一貫したトレードを続けたご褒美ぐらいに思っていた方が楽ですし、ひたすら技術を磨くことに集中できると思います。
自分に合った方法を習慣化すれば良いんだと思います。エントリー後にチャートを見ないとか、含み益・含み損を見ないでチャートの波に全意識を集中するとか、待つための手法や考え方を工夫したり模索したりしてみる。エントリーできなくても必ず毎日チャートチェックだけはするとか、週末には必ずトレードの振り返り、チャートの見直し・ラインの引き直しをするとか、出来るだけ具体的な行動を習慣化することなんだと思います。
我慢強い人が結果的に勝てるとも聞きますね。

トレードを通して気づけること

トレードを続けて、自らの行動や考え方の正解や不正解を評価していくと、自分の暮らしがどのように成り立ってるのか、ほんの少しだけ分かるようになる気がします。自分の中に常にある思い込みの強さや分からないことを分からないままにしておくことの重要さ。そして似たようなことが他者の中でも起こっている可能性があること。

私たちは生まれてから成長して大人になるまでに、色々なことを経験したり、学んだりしながら暮らしています。その成長過程で、色んな常識を勝手にもつようになり、時には他者の非常識を批判したりします。ただよく考えてみると、その一つひとつは良いことなのか悪いことなのか、分かりやすかったり、分かりにくかったりもします。考えているうちに、そもそも良い悪いは個人の道徳的・倫理的な判断でしかなく、本当のところは勝手に自分でこさえた常識という名の思い込みによるもので成り立ってるに過ぎないんだな、と思いました。

特に何という話ではないのですが、トレード中に動くチャートを見て、未来を予想してみたり、勝手な思い込みで事実を捻じ曲げて見たり、こうなって欲しいなどの身勝手な願望など、常に本能的であり、人それぞれで相場への向き合い方と社会への向き合い方は、わりと似てるのかも?と思うようになりました。

自分は常に何かしら間違ったことを考えながら・間違った行動をしながら生きているのかもなぁと考えるようにもなりました。そう考えると、他者の間違いを生意気にも正そうとする気持ちなんて起こらないし、そもそも自己の間違いは自ら気づかないと意味がなく、自ら気づかないことは間違いとして認めることなんて決してないんだろうな、と思いました。
特に何という話ではないですが。笑

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