散文詩 溺れる魚 死に泳ぐ魚

私には鰭がなく、泳ぐ事が出来ない。この絶望の景色を前にどうする事もできない。溺れる魚のように。息をしていない。私は息をしていない。とうの昔に息をするやり方(呼吸)もそもそも忘れてしまったようだ。赤い血が眼を滴る、それでもと、安いその眼を石に打ち付ける。もう何も見たくないのだ。特殊な魚。不思議な姿形。私は何度も叫ぶ。叫ぶ口も私には与えられないらしい。
死に泳ぐ魚。 and?end ?storyww!    

今日も私は痛みを言葉に託して生きている
死に泳ぐ、指先を水に浸して、私は渇いている、この場所で、涙を湛えて。

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