詐欺事件は死刑

　詐欺事件が横行している。
時計を貸してレンタル料金を得るビジネスのはずが、預けられた時計はさっさとオークションに出され、詐欺師は海外に逃亡している。
　有名人の動画や静止画を使って、あたかもその有名人が行なっているから安心と謳い金を集める詐欺も多い。
　詐欺に引っ掛かる人は「楽して金儲けをしようとしたから自業自得」などという意見もネットを賑わせているようだが、そんなことはない。
　一生懸命貯金したお金を、こんな低金利の時代だから少しでも増やそうとした気持ちだってあるはずだ。騙された方も悪いなんてことは絶対にない。騙した人間が悪いのだ。
　私は思うのだが、詐欺の刑事罰が軽すぎるのではないか。
　搾取された金額がたとえ1万円でも1000万円でも騙された人の感情ははかることが出来ない。
　億万長者の100万円と年収400万円の人の100万円では価値が違うし、その100万円で人生が狂ってしまうことだってあるのだ。
　詐欺は1回捕まっても再犯の可能性が58.1％だそうだ。つまり半分以上の人間が繰り返し人を騙す。
　最近は景気も悪く、「何か罪でも犯して刑務所暮らしをしたい」などという不届き者が出ているようだが、そんなバカのために税金を使って欲しくない。
だから、再犯率の高い詐欺罪と性犯罪者は死刑。
簡単な話、人手が足りない世の中になって犯罪者に何か施しを行なっている場合ではない。
「基本的人権の尊重」「人道的」などという言葉が飛び交うかもしれないが、人の人生をめちゃくちゃにした人間に人道的もあったものではない。
　交通事故で人を殺めた犯罪とはわけが違う。事故と事件は全然違う。
　詐欺事件を見るたびに、金を取られた人に対して哀しい気持ちになり、詐欺師に対しては死ねと心で呟いている。