できないことは多々あれど

ピアノもチェンバロも、ゆっくりゆっくりですができるようになっていることはあります。反面、どんなに頑張ってもなかなかできるようにならないこともあります。

私はそんなに器用な人間ではないので、できないこともいっぱいあります。
ありますけど、そのことについて他人から「そんなこともできないんですか」と言われる謂れはありません。「できないんですか」と私に言っていいのは、私を指導してくださる先生だけです。が、先生からもそんな言葉を投げられたことはなかったと思います。

例えば。今、ではなく過去の話ですが、私はなかなか弾きながら弾いている旋律を声に出して歌う、ということができませんでした。これには声を出すことの恥ずかしさやうまく音程正しく声を出せなかった、という発声面での問題も絡んでいました。大人はなかなか無邪気に声を出すのが難しかったりもするんです。
それでそのことをチラッと書いたんですね。自分の記事ではなくてある方の記事へのコメントという形で。そうしたら返信として書かれていたのが「弾きながら歌えないんですか(・・・)」と、さも呆れているとしか取れないような(違っていたらすみません)お返事が。更に「私は苦労せずに歌えますよ」と。マウントですか?
なお、私は"(過去において)できなかった”とは書きましたが、"(現在)できない”とは書いていません。ズレた返信だとも思いました。
コメントなんてしなければよかったです。こういうことがあると怖くてコメントもできないなと思いました。ほとんどの方はコメントに対して常識的・好意的なお返事を下さると思います。が、ごく一部、そうでない方もいるようですね。

私にはいろいろできないことはあります。
ただ。それについてネット上でしか私のことを知らない人からとやかく非難される筋合いはありません。

できることもあればできないこともある。できないなりに頑張っています。
少しずつでもいいから進歩できればいいなぁ。そう思いながら弾いています。


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