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わんぱくでもいい、逞しく育って欲しい。・・・がほどほどにして欲しい

うちの息子は近所のお年寄りと犬に大人気
冬でも薄着であちこち走り回っている

そんな彼は木の棒が大好きだ
歩いているといつの間にか握っている
常に、いい棒を探している
そして、どこまでもどこまでも茂みに入って行ったり
山に入って行ったりと日々大冒険を繰り広げている

火曜日の夜
息子の首の後ろに湿疹を見つけた
「これ、どうしたん??」

「しらーん」と言いながら録り溜めたポケモンのアニメを見ることに集中していたので、そのままにした

水曜日の夜
「あれ?顔にも広がってない?」
「んー痒いっちゃかゆい」とぽりぽり掻きながらコナン君を見ている
ちょっとみせて!と体操服をひん剥くと背中にポツポツ、あれ?足にも腕にも・・・ちょっと酷い感じがする

「えええええええ、これ大丈夫!?!?!?」
「しらーん」テレビの前に戻っていった

木曜日の朝
「うわ!!!!顔がパンパカパンや!!!」
顔中にぷつぷつが広がってまっかっか。
首の前にも広がっている

そんな状態でまず頭に浮かんだのは
「どうしよう、仕事休めない」

次に浮かんだのは
「木曜日って病院やってる???」

でも状況が状況なので、そうも言っていられない
調べたら、昔お世話になっていた皮膚科が午前だけ診療していた
長くお世話になっていただけあって、予約のシステムも知っている
診療開始の一時間前から院内に入れて、25分から受付開始なのだ。

とりあえず行くよ!!!と息子を連れて診療開始の一時間前、8時前に到着。
なのにすでに、扉の前で一人待っていた。負けた!!!


私はカフェレストランでパートをしている
客足が遠のいたコロナの時期を乗り越えるため
シフトの人数が減らされた。
経営しているご夫婦がお料理を作っているのだが
その補助に一人とホールに一人。
ギリギリの人数体制
また、お客さんが少ない時には仕事を早く切り上げることになるため、収入の見積もりがしづらい。そして思った以上に働けない。そのためほとんどのパートさんは、掛け持ちを初めてしまった。なので急なことでシフトを変わってもらったりが難しい。

皮膚科にて受付を待つ時間
まずは小学校に連絡をしてから
次に仕事先のパートさんグループにラインをする
案の定「力になれなくてすみません」がぽぽぽぽぽと入ってくる
今日は団体や、特別コースのお客さんなど予約がたくさんな挙句、確かテイクアウトの予約もあった。絶対に遅刻できないし、絶対に休めない。代わりがいない。
焦る。焦る。どうしよう、どうしたら迷惑をかけずにこなせるんだろうと考える。

諦めるのも肝心だ
100%遅刻は確定なのだ
焦ったって、何したって変わらない
迷惑はかかるが、無理なものは無理だ
カフェの店員である前に、私はこの子の親だもの
子供の方が大切だよね

顔や足をぽりぽり掻きながら
待合室のテレビに釘付けな息子の頭を撫でた


息子はウルシ科の植物によるかぶれですって。
また山に入って遊んでいたんだなぁ
この時期はみんな厚着してるから体にも出るなんてって先生がびっくりしていたけど、うちのこは基本、年がら年中半袖短パン。最近なんとか長袖ジャージを着てくれるようになったレベルの薄着っ子なのだ。

すごく腫れている
そして、これは薬を飲んでも、塗っても
すぐ治るものではないとのこと
人には移らないけど
見た目が結構なことになっているので、痛々しい

そんな年末
友達と遊ぶ約束や
お泊まり会の予定がどうなるのか
遊んでいいのか
泊まりに行ってもいいのか
そこだけをしきりに気にしている息子

毎日元気に楽しく過ごしてくれて嬉しいが
ただでさえ忙しい年の瀬に
息子の通院という予定が増えたので
スケジュール帳と睨めっこ

さて、今日も一番の診療順番を獲得するために
8時前には診察券を持って
皮膚科に走るのだ





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