#1 海をみつめて

いま、明日の風が吹いた
風もあせる気持ちになるときが
あるのだろうか
そんなことを
ちょんと考えながら
海のその向こうのほうを
見つめていた 眺めていた

きみは きみは
なにをしているかな
どんなことを考えているのかな
ぼくは
きみのことを
きみとどこへ行きたいかを
ひとり、ひとりでに
考えているよ

海鳴りはあのまちまでは
きっと きっと
ひびかんだろうな
やさしい夢を
やさしい言葉で
いま、歌にするからさ
待ってておくれ
そこででも あそこででも
いいから
いいからさ…

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