バッティングセンター・バラッド

夕刻過ぎの
バッティングセンターには
あなたと私と大学生二人
ほんの少し肌寒い
春の風が
金網を通り抜けていくよ

何度も 何度も
バットを振る
あなたを見ている私
今日も 今日も
太陽は
家々とアパートの
隙間に隠れゆく

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