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介護職の給与、実態は全国平均とは違う?
介護職の給与が低いという指摘がよくなされていますが、本当にそうなのでしょうか。
先日もネットで
よく「給料が安い」と言われる介護業界。
というニュースが流れました。
厚生労働省が運営する職業情報サイト「jobtag」のデータが紹介されています。
これによると、介護職の平均年収は以下のようになっています。
✅訪問介護員・ホームヘルパー 353万2000円
✅介護施設の施設管理者 415万7000円
一方、令和4年度の全国の全給与所得者の平均給与は約458万円とされています。
確かに、介護職の平均年収は全国平均を下回っているようです。
しかし、これらの数字は全国平均なので、地域による開きは避けられません。
実際、私の住む地域では、全国平均の458万は、相当な高給取りに分類されます。
理学療法士でさえ400万円を超える人は多くいません。
したがって、全国平均のデータだけで給与水準を判断するのは適切ではありません。地域別の実態を踏まえる必要があるでしょう。
給与データの解釈には十分な注意が必要で、一部の都合の良いデータだけを持ち出して議論を進めるのはゆがんだ見方に陥る危険性があります。
職種別の平均給与だけでなく、地域性や職務内容、経験年数などの要素も加味して、総合的に給与水準を検討する必要があります。
介護士の給料を上げたいために、強引な数字の操作をしている印象を受けます。
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