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無電柱化

このたびの能登半島地震においても、
電柱倒壊が多数起こったことで、
無電柱化への関心の高まりにつながっている気がしています。

無電柱化。
デメリットの一番は高コストであることだけで、
他はメリットだらけ、というのがネット検索したら出てくる大多数の情報ではないでしょうか。

松山市ももちろん法に基づき推進計画が作られており、それが推進されていくものと思います。

私が無電柱化に関して気になるのは、
ちょっと本筋から離れた話なのですが、

コロナワクチンもそうですが、あまりに推進されると、不安に思う人も一定数出てくるんじゃないか、ということです。

たとえば、陰謀論めいている仮の話ではありますが、
無電柱化を進めるのは、その工事を担う業界団体からの圧が国交省にかかってるからじゃないの?
と誰かがふと思ったとして、
それに対するアンサーはネット検索では簡単には出てこず、そういう話はない、ということを証明するのはいわゆる悪魔の証明で、難しいと思われます。
そうすると、陰謀論めいている説でも、完全否定がなされず、信じてしまう人も出てきてしまうんだろうな…なんて思ったり。

あと、
ポツンと一軒家のようなところに通電させるためにも、
無電柱化を徹底するのがいいのか?
という重箱の隅をつつくような指摘へのアンサーもキッチリなされなければ、
ほれみたことか、やはり無電柱化推進は完全無欠ではないじゃないか、
それなのにゴリ押しするなんて怪しい!
みたいな理論にもつながりかねないのでは、
とも思います。

こんなこと想像するの、
考えすぎな癖のある私くらいかもしれませんが。
たとえば先に記事を書いたtetoru導入レベルの施策なら、
とにかくやってみればいいと思いますが、
無電柱化などのコスト多大なものは、手放しにとりあえずやってみましょう!
と言えないのは私個人の吝嗇家の性分の問題かもしれません。

もひとつおまけに。
エヴァ映画の際にNHKのプロフェッショナルで密着されていた庵野監督が、
電柱は美しくて好きだから無電柱化反対!
といった趣旨のご発言をされていましたね。
(オフの場でのくだけたご発言でいらっしゃいましたが。)
そういう角度からのご意見には、なかなか反論が難しそうです。

最後に、私は無電柱化の専門家でもなんでもないですし、
上記のようなちょっと穿ったことを想像してしまうようなタチなので、
賛成ですか、反対ですか?と2択でアンケートされたとしたら、
えーわかりません…反対ではないですが、何が何でも賛成でもないです、
と答えるしかできないかな、と思っています。
何か一つ新しい取り組みをするのにも、
メリットデメリット入り混じって、
丁寧に進めようとすると時間がかかって…
後に何が起こるか読みきれなくても、
覚悟を持って勢いでやってしまうのも時には必要なのかもしれませんね。