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【シレン5】タネッコでも分かる低歩数チャレンジ(死線の回廊:初級編 1/3)

「シレン投稿祭 Advent Calendar 2022」の16日目の記事です。
※長いので三分割してあります。(記事の最後に続きへのリンクがあります)

筆者について

シレン5plusの低歩数チャレンジをメインに遊んでいます。
詳しくはコチラをご覧ください。

低歩数チャレンジとは?

低歩数チャレンジとは、ダンジョンクリアをより少ないターン数で達成することを競う一種の縛りプレイのことです。
低歩数チャレンジ向けに設計されたダンジョン「死線の回廊」での挑戦が活発に行われています。

縛りプレイとなると、通常プレイより難しいのではないかと身構えてしまうかもしれません。ですが心配無用です。
稼ぎプレイを頑張ってたくさんやる必要が無くなるので、なんなら通常プレイより簡単まであります。
また稼がずに駆け降りる分、一回分のプレイ時間も短く済みます。
※私のケースでは、99Fダンジョンの通常プレイで6〜7時間掛かるところ、低歩数チャレンジでは2.5~3時間ほどで済んでいます。

簡単、短時間、かつラフに楽しめるのが低歩数チャレンジの魅力と言えます。
この記事を読んで少しでも魅力を感じたのであれば、実際に挑戦して頂けると幸いです。

低歩数チャレンジの文脈において、歩数はターン数と同義の言葉として良く使われています。ターン数だと字数が長いからですかね。知らんけど。

本記事の内容と対象者

本記事は初級編と題して、「死線の回廊」において1万歩切りを達成することを念頭に、どのように歩数と向き合えば打開に繋がるかを記載します。
以下のような人が対象です。

  • 通常プレイはよくやるけど「死線の回廊」の低歩数は立ち回りがよく分からず、尻込みしている人

  • 低歩数チャレンジを特にやる気はない/すでにやっているが、単純に記事として楽しみたい活字好きな人

  • 人の記事を読んで自身のプレイスタイルとの違いを考察したい低歩数チャレンジ中級者/上級者の方

別途、中級編もアドベントカレンダー企画で執筆します。
上級編?そんなものはないよ。

免責事項

「死線の回廊」の階層別攻略については基本的に触れません。Wikiをご覧ください。
前述の通りあくまで歩数との向き合い方に密着した内容となっております。

ちょくちょくおふざけを挟んだり案外そうでもなかったりで書き方が安定しない記事ですが、ご了承ください。

安定踏破を目指した記事ではありません。1万歩切りライン=安定プレイのイメージがあるかもしれませんが、私は引きに左右されない安定プレイというものがとにかく苦手なので、言えることが特にないです。
上振れを引いて踏破していけ。

はじめに:歩数節約と稼ぎはトレードオフ

低歩数チャレンジにおいて、何をおいても重要なのが、歩数の使い方です。限られた歩数の中で、しっかり戦闘能力を確保・維持しつつ、効率的にダンジョンを駆け下りて行かなければなりません。

歩数が短ければ短いほど良い記録ではあるのですが、だからといって歩数の削減だけを考えて1Fから即降りしても、戦闘力が追い付かず、敵を対処するアイテムも集まらず、ジリ貧になって敗北してしまいます。
これとは反対に、通常プレイと同じようにしっかりフロアを回り続けたり、ニギライズ、デビル狩りに代表される稼ぎプレイを敢行しまくると、1万歩なぞ優に超えてしまうことでしょう。

一言でまとめると表題の通り「歩数節約と稼ぎはトレードオフの関係」ということになります。が、そこで終わらせてしまうとただの「要はバランスおじさん」となり記事にならないので、バランスの取り方について深掘りをしていきましょう。

「要はバランスおじさん」の出典はコチラ

https://togetter.com/li/1402258

ペース配分を考えよう

歩数の使い方を考える前に、まずはペース配分を考えます。どのぐらい使って良いのかが見えないと、使い方も何もないので。
シンプルなのが前半1F~50Fと、後半51F~99Fで配分を分ける方法です。具体的に数値を出すと、本記事としては以下を目安とします。

  • 前半1F~50F   …… 6000歩

  • 後半51F~99F …… 4000歩

<前半の配分意図>

  • 階層×100歩のペース(30Fであれば3000歩ぐらいのペース)が基準

  • マージンとして追加1000歩分確保し、以下目的で使用

    • 稼ぎで歩数を使いたい

    • 階段運が悪いときのリカバリ用

<後半の配分意図>

  • 基本即降り

  • 以下のマージン込みで4000歩

    • 必要に応じて店に立ち寄って物資補給

    • 階段運が悪い時のリカバリ用

50Fまでの遅れ具合、巻き具合をプレイ中にその場で計算しやすくすることを優先した配分設定です。(後半は、残り歩数で駆け降りられるかどうかなので、計算のし易さの重要性は落ちる)
たとえば実際のプレイ中に、30F階段到達時点で2500歩が経過している状況下であれば、30F × 100歩/F = 3000歩が目標ペースなので、目標に対して500歩の歩数アドが取れてるという見方をします。
※厳密にはマージンとしての1000歩分が更にあります。

アドはアドバンテージの略です。
発祥はよくわからず詳しくないですが、遊戯王界隈などでよく使われているみたいですね。
「アドを取る」「爆アド」「アド損」「ディスアド」などの用例があります。

上記はあくまで目安として提示した大味な設定です。なので数値を1000歩単位で大幅に増減させても何も問題はありません。
たとえば、後半は歩数を切り詰めて即降り逃げムーブに徹するのであれば、3000歩もあれば十分です。
逆に、後半もバリバリ敵と殴り合いながら進めたいのであれば、前半5000歩/後半5000歩のフラットな配分もありかもしれません。

暗算に自信のある人や、表計算ソフトなどを用いてその場で細かく計算できる人は、前半後半だけで分けるのではなく、もう少し細分化するのもアリでしょう。

このように書くと結局何でも良いのかとなりますが、まあそれほど間違ってはいません。大事なのは基準の中身そのものというよりは、以下3点に尽きます。

  1. 基準を設けて自分の歩数ペース(遅れてるのか、巻いてるのか)を自覚する

  2. 遅れている場合は即降り優先、巻いている場合はペース維持しつつ、歩数を使うべきタイミングを見計らって使う

  3. 自分のプレイスタイルに合った基準を調整して見つけていく

本記事で触れた配分方法でも、それ以外の方法でも何でも良いので、とにかく基準を決めてやってみましょう。
あなたがプレイの良し悪しを肌感覚で嗅ぎ分ける生まれながらのゲーマーでない限りは、その場の状況判断や、後々振り返るための指標が必要です。
その一方で、1万歩切りは案外余裕のある歩数であり、あなたのプレイスタイルに寄せる余地が十分にあります

記載内容に大きな有意差が出るわけではありませんが、本記事では、冒頭で述べた前半6000歩/後半4000歩を前提として記載しています。

ペース配分の守り方

きっちり守るのではなく状況を見て考えよう


前章で決めたペース配分をどのように順守していくのかを考えましょう。
通常プレイのようにフロアを一巡すると、それだけで200歩ぐらい使ってしまいますので、1F時点からある程度即降りを意識していく必要があります。

とは言え、フロア構造は毎回ランダムなため、きっちりペース固定で回るというのは、当たり前ですが難しいです。トータルバランスで帳尻を合わせていく必要があります。

また、まともに戦力強化できていないのにペース順守で階段を駆け下りても敗北は必至。
逆に戦力十分なのに、同じくペース順守に固執してフロアを必要以上に巡回しても、特に実入りもなく、後々階段運が悪くなって歩数が足りなくなるかもしれません。

そうは言っても、具体的な指標や判断基準がないと、どうすれば良いのか分からないですよね。
本記事では具体的なテクニックを交えて、即降りするか巡回するかの判断をどのようにしていけば良いか解説します。

判断法①:アイテム回収率


まず特に低層でオススメなのが、そのフロアのアイテム回収率を見て階段を降りるか、まだ巡回するかを判断する方法です。
シレン5では床落ちアイテムの個数が各ダンジョン各階層ごとに決まっています。調べてみた限り、死線の回廊の床落ちアイテム数は概ね以下のような感じと思われます。

  • 1F~3F                    … 6個

  • 4F~15F                  … 5個

  • 16F~35F前後?     … 4個

  • 35F前後?~89F  … 3~4個

  • 91F~99F     … 3個

召喚ワナのフロア(20の倍数階)も上記ルールに基づきます。
大迷路フロア(10Fの倍数階)のみ例外で、上記ルールとは異なり15個固定になります。
4個固定が3~4個に切り替わるタイミングは、調査不十分でよく分かりませんでした。
モンスターハウス、中州、ギタン部屋、店、キラ床系は基本的に上記とは別枠でアイテムが発生します。
※アイテム生成の内部ロジック次第では、アイテム発生地点が中州や店で上書きされて消滅するというのもあり得そうな話ですが、調べた限りではそういうことはなさそうな雰囲気。

たとえば、1F~3Fで開幕が階段部屋であり、かつ部屋にアイテムが5個もある場合は、残り1個のアイテムのためにフロアを巡回するより、歩数削減を優先して階段を降りたほうが良いでしょう。
取っておいた歩数を別の必要なタイミングで使うことができますし、使わずに済むならそのまま記録の数値に繋がります。

「拾わなかった残り1個が実は透視の腕輪かも……」という不安に駆られるかもしれませんが、大概はしょーもないアイテムなので気にしないようにしましょう。
また、拾ったアイテムのほとんどがギタンだった場合にここまでガチャが外れたのだから次は良いアイテムだろうと拾いにいくとまたギタンだったりもします。
人間は機会損失を過大評価する傾向にあると、一般的に言われています。機会損失を引きずる人間の本能に抗って、気持ちを切り替えていきましょう。

また更に補足すると、拾えたアイテムの質で個数調整するのはあまりおススメしません。
前述のギタン寓話からもわかる通り、アイテムガチャは拾うたびに確率が収束していくワケではありません。良いアイテムが連続するのか、定期的に拾えるのか、それとも鳴かず飛ばずなのかは神のみぞ知るところです。本来コントロールが効かない部分でコントロールしようとしても、運命神リーバに振り回されてしまいます。もしやる場合、勝負師としての才能が必要になってくるでしょう。

逆に言えば床落ちアイテム数は不変だからこそ、判断基準として活用しやすいと言えます。

判断法②:隣に何か見えるぞ


基本即降りとなる中層以降で、特におススメとなる判断方法です。
部屋の見渡し機能を活用して、隣の部屋に店やアイテムが見えるなら寄る、そうでないなら思い切って階段を降りる、という判断の仕方です。

すでにアイテムがあるのが分かっていて神アイテムを期待して拾うのと、そもそも拾えるかすら分からない場合とでは、戦力強化の期待値が異なります。

更に言えば「杖なら拾いに行く」「札なら見に行かない」などの判断基準を設けるのも良いでしょう。
また、手持ちのアイテムで91F以降の地獄のラビゾーンを切り抜けられるかどうかという観点も重要です。

判断法③:まともな武器盾が拾えてないなら巡回しよう


別の観点として、まともな武器盾が拾えるまではきっちり目に巡回する、というのも重要です。武器盾がないと、深層のために貯めておきたい切り札アイテムを低層のうちから消費させられる羽目になりかねません。

きっちり"目"というのが重要なポイントで、以前述べた通り、機会損失に囚われて執拗に彷徨っても拾えないときは拾えないので、ほどほどにしましょう。(自戒を込めて)

判断法④:経験値ゲージがぐーんと伸びるなら巡回しよう


低層のうちは、階段運とアイテム回収運がともに良すぎて即降りが過ぎる場合は、あえてブレーキを掛けて少し巡回し、敵をシバいて経験値を稼いで安定を取るのもアリです。
一匹倒して経験値ゲージが三分の一近く溜まる場合は、戦力強化の期待値が高いので巡回するとよいでしょう。
(期待値が高いというのも物は言いようで、単にシレンが弱いだけですが……)

逆説的に言えば、1F〜4Fでギタンマムル狩りができていると経験値のことを考えなくてよくなり、即降り判断がしやすくなるので、積極的に狙っていきたいところです。
ギタンマムル狩りができなかった場合は、特大チンタラ狩り、にぎり元締狩りも悪くないです。
そもそもしあわせの杖、札が手に入らないという場合は、ギャドン(15F~17F)が階層のわりに経験値が美味しいのでおススメ。

ペース配分まとめ


本章で述べてきたことを要約すると、低歩数チャレンジは期待値のシーソーゲームです。「稼ぎ(アイテム入手、レベル上げ)」「歩数削減」の期待値を天秤にかけて、割のいい行動を取りましょうということになります。

この戦略で口さがない『「要はバランスおじさん」おじさん』にバランスはこう取るものだと言って、撃退してやりましょう。

「要はバランスおじさん」の出典はコチラ

https://togetter.com/li/1402258

→→続き(2/3)はこちら

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