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Blade Show 2021

先週末(2021.6/4 - 6/6)アトランタでBlade Show 2021が開催された。
現地からの映像がYouTubeで数多くアップされていたので、ここ数日かなりハマって観ていた。
皆さんもBlade Show 2021でぜひ検索して観て欲しい。

第一印象は・・・かなりビツクリ!
会場内をカメラが回遊している映像を観ると、ものすごく活気がある!   そして99%の人達がマスクしてない! 
・・・間違って過去の映像観てるのか?と錯覚するほど。ときどきマスクをしている小学生くらいの小さな子供が写り込むので、「あぁ、これは今年の映像なんだよな・・・」と確認したりしている・・・

会場にはおそらく数千人の来場者、出展者も含めると1万人近くはいるだろう。そして誰もマスクをしていない! 
これは現在の日本では想像できないことだ。ワクチンのチカラおそるべし! 
東京のナイフショーとはそもそも規模が違うので比ぶるべくも無いが、何か弾けてる感じ! 去年イベントが中止になった影響だろうか、
私の知る限りでは今年はもっとも活気を感じるショーだ。
・・・と同時に、なんと言うか、国の政策の違いと言うか指導者の違いか? 根本的な国力の差を感じさせられるのは私だけに限らないと思う。

今年のトレンドはどんな感じかなと思ってYouTube映像をいろいろ観ていたわけだが・・・
まぁ、ここ数年と同様、チタンハンドルでフレームロックやライナーロックのフリッパーがメインストリームのようだ。
サイズは小さいものからかなり大きなものまで、いろいろなフォルダーがある。全てのブレードパターンが存在するんじゃないかと思うくらいバラエティ増し増しだ。
カスタム勢はチタンのハンドルにマイカルタや天然素材をインレイやオンレイしたりして差別化してたりする。

ちょっとホッコリしたのはBuckのインタビュー映像に登場するBuck110のニューモデル。
デザインはまんまなのだが、アルミのライナーボルスタにカーボンハンドルでクリップ付き。ピボット、その他もすべてスクリュー。
片手でオープンできるようサムスタッドが付いているのだが・・・なぜなのかロックバック? 
ここまでやったのならライナーロックにすればいいのにと思うのだが、やはりベストセラー110だけに、ここは老舗の矜持なのか? 
私の意見と同様に思ったかどうかはわからないが、映像中のインタビュアーの「・・・たしかにこれは110だ・・・」とちょっと困惑ぎみな発言にホッコリする。

Blade Show 2021の運営事務局から今年のコンペのAward Winners & Custom Knife Award Winnersの受賞者が発表された。

https://blademag.com/blade-show/knife-of-the-year-awards/2021-blade-show-knife-of-the-year-award-winners-custom-knife-award-winners?

カスタムでの受賞作品のほとんどがダマ・ブレード。相変わらずのダマスカス人気のようだ。
・・・そして、今年から新設されたアワードのカテゴリーがあった。ちょっと感激した(涙)・・・
先日亡くなったトニー・ボーズ氏の名前を冠したTony Bose Best Slip Joint。
・・・トニーのこれまでのナイフ業界への貢献に敬意を表したアワードだと想像する。また、ここ数年オールドスタイルなスリップジョイントを製作するナイフメーカーが減ってきているのも一因かもしれない・・・

・・・最近、日本国内ではスリップジョイント製作にチカラをいれている若者たちが増えつつあるようだ。
若手ナイフメーカーの皆さん、ぜひこのTony Bose Best Slip Jointにチャレンジしてみてはいかがだろうか?
コンペにエントリーするのは簡単だ。Blade Showに自身で出展すればコンペのエントリー資格がもらえる。
そして、ナイフメーカー自身の手で渾身のナイフをコンペ会場へ持っていけば、その先には無限の可能性とチャンスが待っている・・・かもよ?

健闘を祈る!

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