「強運の法則」※途中まで要約していた内容がどっか消えたので、中途半端な内容になっております。

最初にこの本の結論をお伝えしようと思う。

それは【成功する人間に必要なのは、顕在的&潜在的心理の肯定的なエフィカシー】だ。つまり、成功者と失敗者の違いは、意識上ではコントロールできない無意識領域の脳が、物事に対して肯定的か否か。ただその一点に尽きるということ。

人間は潜在的に条件付けた通りに行動する生き物。成功する人の脳には「成功する」が当たり前のように条件つけられているのだ。

この本の題名にもなっている「強運の法則」とは、大脳生理学と心理学を進化させた科学的な手法により「嫌でも成功してしまう」能力開発方法を指している。

そして、強運とは運のことではない。

ツキや運は、一般的には偶発的に起こるものだと考えられている。
これらは大脳生理学によって科学的に解き明かすことが出来、強制的に引き寄せることが可能な"能力"なのである。

「成功したい」と願う人に必要なのは、この強運に他ならない。

「強運を強制的に引き寄せる」人間が共通して持ち合わせている、8つの資質を体系化して脳に条件つけていく方法を紹介していこう。

▼大成功者が最終的に求めるもの

突然だが、大成功者が最終的に求めるものをご存じだろうか。
過去に大成功した経営者の顔を思い出してほしい。渋沢栄一、松下幸之助、本田宗一郎、、、。

一流のアスリートや大成功した経営者が最終的に目指すもの。それは、不思議なことにみんな共通して「無欲」を目指すのだ。

これは、頑張ることを避けて堕落した「消極的無欲」の話ではない。
その境地にたどり着く過程で、お金稼ぎに執着し、人一倍強欲だった人が達する「積極的無欲」のことだ。
積極的無欲とは何もしないことをいうのではない。そえどころか、自分がこれまで強欲に手に入れた資産(金、経験)を世の中の為に使おうとする欲求である。この「積極的無欲」とは、第六の欲求ともいう。

マズローの5大欲求は有名な話。誰もが知る人間の欲求の階段説だ。第六の欲求「積極的無欲」とは、マズローの5大欲求を満たした人間のみ渇望する新領域。

大成功者は、ある程度の大きな成功を収めると、誰一人例外なく「第六の欲求」を欲しがるようになるのだ。

▼誰しもが「第六の欲求=積極的無欲」の境地に達する可能性を秘めている

無欲という言葉を出すと、必ず「それは偉大な人間だけ。特別な人間だけだ」という人がいる。
まず冒頭でハッキリと申し上げる。それは違う。全く持ってお門違いな考えだ。

僕はこれまで、30年以上一流のスポーツマンや凄腕経営者の能力開発に携わってきたが、人間の脳の仕組みは誰一人として変わらない。
11桁の携帯番号が覚えられる人であれば、誰でも成功者の資質を身に着け、無欲を渇望するステージに立てるのだ。

大成功を掴んだ人たちの熱量はすさまじい。

つまり、人の能力の差は、いかに目標達成を信じ、臨場感持って掲げられるか。心理レベルの差こそが能力の差となり結果の差となり表れるという話なのだ。

▼強運が脳で作られる仕組み

強運は「強制的に引き寄せることが可能な"能力"なのである。」と先述した。
これに対して、強運が脳によって引き寄せられるなんてバカバカしいと思う人に向けて「強運が脳で作られる仕組み」の話をしていく。

いきなりだが、皆さんは自分の携帯番号を覚えているだろうか?
大抵の人はメモも見ずにスラスラと回答できるだろう。

では、聖徳太子が摂政となった年号を答えよ。と質問してアナタは答えられるだろうか?
恐らく大半の人が答えられない。中学校の社会の時間で誰もが学んだコトなのにだ。

この質問を聞いて、「そんなの当たり前じゃーん!」と思ったアナタ。

ご名答。

その「電話番号なんて覚えて当たり前」という感覚こそが、強運が脳で作られる仕組みのなのだ。

では何故聖徳太子が摂政となった年号は覚えられず、電話番号は覚えられるのだろうか。
それは年号を覚えるのが苦痛だから。そして、電話番号を覚えるのは当たり前のことだから、覚えていられる。
それも事あるごとに聞かれるものだから、反復して記憶することになる。絶対に忘れられない。

つまり何が言いたいかというと、先述した通り、成功者だろうがパンピーだろうが皆脳の構造は一緒ということ。

昔は、脳のしわが多い方が優れているとか、脳細胞が多い方が優れているなんて言われていた。
しかし科学の発達により、このブラックボックスが徐々に解明された結果、シワや細胞の数と優秀さに相関性はないことが分かった。
これらの事実が語るように、脳の構造に差は一切ない。

違いがあるのは脳の中身の部分。つまり何をどう考えるか。という話だ。
「何を思うのか」次第で人間の行動は変わる。思いが変われば、行動が変わる。

すると目標達成のために、ひたむきに動き出き、良いツキがどんどん舞い込むという仕組みなのだ。

▼科学的に解説する

大成功を掴む者の、熱量は凄まじいとお話した。
熱量をもう少し分解してみると「思考」「イメージ」「感情」が全てプラスに作用している状態のことだ。

この状態を、「メンタルヴィゴラス」と呼ぶ。ヴィゴラス状態になると、意欲、判断力、決断力など成功者に必要な素質が面白いように発揮されるようになるのだ。

何故ならば、ヴィゴラス状態の脳には「βエンドロフィン」「ドーパミン」といった、脳内麻薬と呼ばれている物質がジャブジャブ溢れているから。
この状態の人は、ストレスが快楽に変わるようになる。世の中の経営者がストレスにめっぽう強いのは、これが理由だ。

一方、この特殊ホルモンが分泌されていない人が「頑張る」を行うと、ストレスを感じてしまう。
ところが成功者の場合、ストレス(ピンチや困難など)に感じるような局面でも苦と思わないようになるのだ。

登山家がエベレストに上ったり、探検家がアフリカの砂漠を喜んで横断するのも、皆ストレスを感じない「メンタルヴィゴラス状態」だから。
だからこそ、はたから見たらやめとけばいいのに。と思うようなことに挑戦し、成功してしまう。という理屈なのだ。

▼ドーパミンが全開になると潜在能力が100%発揮される
ドーパミンは「ワクワク」「ウキウキ」しているときにジャブジャブ放出される。
このドーパミンが、脳のあらゆる能力を活性化させる。例えば「イマジネーション力」や「創造力」「やる気」「行動力」など。
とにかく、ヴィゴラス状態になると、あらゆる能力を司る脳と密接に関連するドーパミンが放出され潜在能力が100%発揮されるのだ。

細かく医療的な説明が難しすぎるので、詳しくは本書を見て欲しい。

▼ヴィゴラス脳の人間は、ツキと運がやってくる
ヴィゴラス脳がよい。という事実はご理解いただけたはずだ。
しかしヴィゴラス脳が、どのように「ツキ」をもたらすか理解できていないはず。これからその説明をしていこう。

例えば、学校生活のことを思い出してほしい。

前向きな人間は、前向きな人間同士。逆に人の陰口をいうような人間は、その者同士でグループになっていなかっただろうか?
これは、前者のグループは、人を笑い上げ足をとるような人間とは体質的に合わないからだ。
それもそのはず、前向きな人間は常に情報交換を求め、良い気づきを共有する向上心の高い集団。彼らはヴィゴラス脳の集団だから。

これをビジネスの世界で当てはめてみよう。経営者は、志の高い人間を好む。(相手の地位関係なく)
決してホームレスと孫正義は交わらないの。

これは、相手の熱意に惹かれていると言える。熱意とはヴィゴラス脳の人間が発するエネルギーのこと。
つまりヴィゴラス脳になると、ヴィゴラス状態であるがゆえの考え方や熱意、人間的魅力に引き寄せられ、自分を助けてくれるような「エネルギーの強いツキ人間」が寄ってくるようになるという仕組みなのだ。

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