「影響力の武器」

▼人間を機械的に行動させる心理学
動物は防衛本能によって機械的に行動してしまう。それは人間にも同じことが言える。
→視点を変えると、ビジネスなどで相手からYESを意図的に引き出すこともできる。

例えば、七面鳥の母親は、ヒナの声だけを認識して子育てする。
鳴かないヒナに対しては、ヒナと認識せず、子育てはおろか殺害する。天敵のイタチが襲ってきても、イタチの声を聞いて初めて敵と認識する。
イタチの剥製にヒナの鳴き声を仕込み、その剥製を巣に置くと、天敵であるイタチをヒナ同様子育てする。

つまり人間含め動物は、1点だけを認識して行動を起こす特性がある。このような事象は、人々の生活に密接にかかわってる。
そして多くの人が「行動させられてる」という事実に気づいていない。

▼視覚のコントラスト
視覚のコントラストとは、2番目に提示された物が最初に提示された物より安価である場合、2番目に提示された物が安く感じてしまう心理。

例:紳士スーツ販売員が30万のスーツを売った後に5万の革靴、3万のベルト、1万のネクタイピンを買わせる手法。
1顧客あたりの利益を最大化する場合、高い物から売りつける。

▼返報性のルール
ギブアンドテイク。
相手に何かしらの恩恵を渡すと、受け取った相手は何かしらの形でお返ししたくなる心理。

例:女性と会うときに手土産を渡す(チョコやエステなど)と、セックスしやすくなる。
例:名も知らない人にクリスマスカードを送ると、ほとんどの人が返信をくれる。

▼一貫性の原理
自分が下した判断を、まげたくない。やり通したい。やりぬいた姿を誰かに見られ、認められたい。という心理。

例:競馬場での実験。自分の予想した馬の勝率を「馬券を買う前」と「買った後」の予想期待値をはかった。(前提条件は一緒)
馬券を買う前に比べ、買った後の方が予想期待値が上がっていた。
つまり、自分が買った馬を信じたい。という気持ちが高まっていた。

例:椿の毎日読書。1年やりぬくと公言しプレッシャーをかけることで、自分のコミット力と承認欲求が高まったので1ヵ月以上続けられてる。これも一貫性の法則。

一貫性がもたらす影響は良い方向に転ぶ。
しかし、一貫性の法則にしがみつくと愚かな結果を招く。
→パチンコで1台に突っ込みすぎる。(サンクコスト×一貫性の法則のWパンチ)

▼社会的証明の原理
人は、他人が「何が正しいか」と思う事に対して、自分の判断基準を置いている。同調してしまう原理。

例:正月の芸能人格付けチェックで、他の演者が何を選んだか分からないようにするのと同様。社会的証明の原理が働くから。
→ガクトがAを選んだから、僕もAにしようかな…のような

▼アムウェイの法則(正式名称不明)
人が最も頼みごとを聞きいれるのは、優秀な営業マンのセールスではなく、友人からの勧誘。
→相手への信頼、好意があると。「友達だから買っちゃうか」となる。

例:アムウェイ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?