「ソクラテス式自問自答法」

▼ソクラテス式自問自答法とは
クリティカルシンキングを鍛える方法。自問自答して、問題を明確化、具体化できる。
疑問を投げる側と答える側に分かれて一人二役演じる。

▼ソクラテス式自問自答法の効果
クリティカルシンキングを鍛えるだけではなく、気分が軽くなり鬱にも効く。
鬱は一方向の偏った思考しかできない。だから鬱になる。
うつ病患者の気分が軽くなるということは、クリティカルシンキングが作用していると言える。

▼ソクラテス式自問自答法の6つの型

1.明確化の質問
具体的にそのものごとを掘り下げている質問。物事を明確にしていく質問。
質問自体は、明確化具体化できる質問なら何でもOK。

ダイエットしたい~!
→何キロ痩せたいんですか?
→10KGくらい!
→痩せるために、具体的に考えている方法は?
→ジムに週3日通う。
→どこのジムに通うつもりですか?

2.前提調査の質問
前提を疑う質問を投げかける。自分の現状をいったん疑問視する。

・その課題を、何故課題と捉えているのか?
・自分が思うその考えは、どんな前提から思考されているのか?
・この状況がずっと続くと仮定して話を進めているが、本当にその状況は続く?

例:アナタの身の回りに女性がいなかったらダイエットしたいと思いますか?
例:そもそも痩せる=カッコイイと考えているが、痩せている男性は本当にモテるの?

3.エビデンスの質問
主張に対しての証拠、根拠、理由を質問する。※科学的なエビデンスではない。仮説でOK
根拠として具体例や類似品(サービス)を挙げる。


痩せたほうがモテるという理由は?
→細い人はカッコイイ。清潔感をある人が多いし。
じゃぁ具体的に痩せていてカッコイイ男性の具体例は?
→菅田将暉、山﨑賢人、白濱亜嵐、中島健人とかかな?
それって、顔がカッコイイからじゃない?痩せているは関係ないのでは?⇒気づきになる。

4.視点の質問
自分以外の視点をもつ。「その案以外に何がある?」と代替案を考える。
考え方として、アナタ(自分)がその主張をした際、起こりうる反論はなんだろう?という考え。


君の目的はダイエットじゃなくて「モテたい」という事が分かったけど、瘦せる以外にモテる方法は?
→お金持ちになる?整形をする?
なるほどね。「お金持ちになる」の理由は?その長所と短所は?生計の理由は?長所と短所は?

5.影響と結果の質問
思考の結論付け。これまでの思考をまとめると、どういう方法になる?と投げかける。
その方法を行ったら、どんな影響が自分にでる?または、周りにでる?

6.何故その考え、疑問をもったのか(疑問に疑問を投げかける)
これは、その疑問の本質を考える質問。答えが出ない場合に効く、抽象⇒具体化させる質問。


「ダイエットしたいんです~」
「そもそもなんでダイエットしたいんですか?」
「ブヨブヨしてきて、周りからの視線がきになるんです」
「それってつまり、モテたいってことじゃないんですか?」
「それなら痩せる以外に方法はありますよね?例えばお金持ちになるとか!」

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