「SAVE THE CAT」

世界でヒットした脚本(映画)には法則がある。ヒットする脚本を書くコツが書かれた本。

▼「どんな映画なの?」という質問に、答えられるかがカギ。
┗ヒット作とは「どんな映画なの?」と質問された時に、1行で完結に独創的な答えが返せる作品。

世の中にはたくさんの映画がある。選択肢が多すぎる中で、手に取って観てもらうには「どんな映画なの?」の問いに1行で答えられる映画でなければならない。何故ならば、どんな映画か瞬時に判断できない作品に関心を持てないから。

「どんな映画なの?」に対し1行で説明できる概要=ログラインという。
作品を作り終えた売れない脚本家に「どんな映画なの」を問うと10分以内にまとめられない人が多い。

つまりヒットする脚本は、最初にログラインから作り出されてる。

▼良いログラインの例
┗新婚ホヤホヤのカップルが、離婚した親の元(計4人)でクリスマスを過ごすことに…。
(フォー・クリスマス)

┗入社したての新入社員が、週末に会社の研修にいっただけなのに命を狙われてしまう…!!
(THE Retreat)

〇上記の良いログラインには「売れる要素の4つの共通項」がある
・皮肉が含まれてるか。
フォークリスマスの例:一家団欒の祝日のはずが、皮肉な結果を招いてしまう…
THE Retreatの例:祝福される立場の新入社員が、何故か殺されかける…

・ログラインから映画の全体が見えるか?
フォークリスマスの例:クリスマスで何か起こるのが分かる。
THE Retreatの例:週末の研修で何か起こるのがわかる。

・観客と制作費

・パンチの効いたタイトルか

▼すべての映画は10種類に分類される。以下共通点をあぶりだした比喩表現
・家の中のモンスター
⇒逃げ場のない場所で犯罪や悪いこと起こる系映画。
例:ジュラシックパーク

・金の羊毛
⇒主人公が旅に出て自己成長&仲間との絆深める系映画。
例:バックットゥーザフューチャー

・魔法のランプ
⇒主人公の人間性が最高。願い叶っちゃう系映画。
例:野ブタをプロデュース

・難題に直面した平凡な奴
⇒どこにでもいそうなやつが、とんでもないことに巻き込まれる系
例:ハングオーバ-

・人生の節目
⇒人生の節目で紆余曲折で悩み悲しみ喜ぶ、最終的に「人生はこーでなくちャ!!!」で勝利収める系
例:最高のふたり。多分。

・バディとの友情
⇒最初は犬猿でも途中からお互いの大事さに気づく。でもバディが必要な存在と認めたくない。でも必要。最終的にアバヨ!ってなる系。
例:NARUTO
・馬鹿の勝利
例:ドラゴン桜

・組織のなかで
・なぜやったのか?
・スーパーヒーロー

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