Apple MusicとSpotifyを3ヶ月ほど併用して気づいたこと

出会える幸せ。

こんにちは。啄木です。
皆さんは音楽、好きでしょうか?
筆者はちょっと前まで「Apple Music」と「Spotify」、2つの音楽ストリーミングサービスに加入し、それぞれを使い分けながら音楽を楽しんでいました。

今回はそのとき感じたことなどについて、つらつらと書き連ねたいと思います。


Apple Musicの方はサービス開始以来、現在までほぼ途切れなく契約し続けています。(あくまでほぼです。以前1,2回、1ヶ月ほど解除した時期があります)

去年の7月まではApple Music一本だったのですが、平成最後にディスクジョッキーしたくなったので、DJアプリ「Pacemaker」を導入すると同時に、Spotifyプレミアムに加入することになりました。
Pacemakerの使用に際し「Spotifyアカウントがプレミアム会員である」必要があったからです。

Spotifyプレミアムの契約中、Apple Musicを一旦解除することも考えましたが、それぞれのサービスを比較してみたいという気持ちもあり、併用していくことに決めました。

Spotifyの学習精度は優秀

筆者が音楽に触れるタイミングは、仕事の前後/単純作業/カーラジオ/料理/アウトドアなどです。あと、たまにお風呂入りながらとか。
ストリーミングサービスに加入してからというもの、生活の中で音楽を聴く機会が格段に増えました。ネット経由でデバイス間でライブラリを共有でき、手元にない音源もダウンロードして聴けるというのは非常に便利ですね。

驚いたのは、3年近く育ててきたApple Musicの「好みの学習」に、Spotifyがたった1ヶ月半で追いついたこと。Spotify、すごいなと思いました。数百曲ライブラリに登録しただけで、好みをかなり正確に判別してくれるようになったので……。
こう言ってはなんですが、3年近く育ててきても、Apple Musicの打率にはまだまだばらつきがあります。結構好き嫌いつけてるんですけどね。とはいえ、十分優秀と言えるレベルではあります。

Apple MusicにもSpotifyにもそれぞれ、ユーザーの好みに沿った曲のプレイリストを自動で作成し、提案してくれる機能があります。「こんなんありますけど、いかがでしょう?」というわけです。

曲に対して「好き」「嫌い」を評価する機能もあって、使えば使うほど自分の好みを学習し、レコメンドの精度が上がっていく…という仕組みです。賢いなぁ。

2つのサービスにはどちらも、新曲をおすすめしてくれる機能があります。
Apple Musicのそれは「フェイバリット」「ニュー」「チル」と、3種類の提案を毎週更新してくれます。
SpotifyはWeeklyとNew Rereaseの2つに加え、ライブラリから判断した6つの傾向のプレイリストを提案してくれます。計8種!かなりバラエティに富んだ編成です。

視聴する音楽ジャンルが限定的な方であれば、その差はあまり感じないかもしれませんが、筆者は聴くタイミングや気分でかなりばらけるので、ある程度ジャンル別に分けた上で提案してくれるSpotifyのレコメンドの方が使い勝手がよかったです。

曲数はそれぞれ同じくらいで、その点での差はそれほど感じませんでした。ただ、あっちにあるのにこっちにない、ということは時々ありますが、それはあくまでごく一部の話です。

プレーヤーの延長と、音楽発見サービスの違い

音楽プレーヤーとしての使い勝手は、Apple Musicの方が上だと思います。
Appleユーザーだからそう感じる、という部分はあるかもしれません。純正なので連携・動作がスムースなのは当然ですが、そもそもApple Musicは、iTunes(iPhoneではMusic)に付属した機能としてリリースされています。
音楽プレーヤーとしての姿が先にあり、ストリーミングサービスが後です。
なので、あくまで基本的には音楽プレーヤーだと言えます。
また、これは余談ですが、筆者は自分のライブラリをクラウド上にアップロードできる「iTunes Match」のユーザーでしたが、契約を途中で解除しました。本来であればクラウド上の音源はアクセスが制限され、ローカル同期を取っていない他のデバイスからは聞けなくなってもおかしくありません。
ですがどうやら、Apple Musicに登録している限り、ダウンロード・視聴は可能なようです。(Djay上で楽曲データを扱えたので、DRMもついていないようですが、詳しくはわかりません)
この状態でiTunes Matchに再登録した場合、データの状態やDRMはどうなるのかなど、興味はありますが、その検証に3,980円を払うのにはちょっと抵抗があるので、確認は先の話になりそうです。

ともあれ、それぞれのサービスが補完的な関係にあるおかげで、その恩恵を享受できています。

一方のSpotifyですが、音楽発見サービスと銘打つこちらはあくまで「音楽と出会う」ことに主軸を置いた設計です。ボタン配置やアプリの構造はそれに合わせて最適な形となっています。
そのため、次々流し聞きするのにはいいですが、階層構造とか操作に対するリアクションとか、プレーヤーとしては詰めきれていない印象を受けます。
また、ストリーミングが前提の設計のため、オフライン状態では使い勝手が悪くなります

それぞれのサービスには長短あるため、筆者は、新しい音楽に出会いたい、探したいというときにSpotifyを、気に入った音源をじっくり視聴したいときにはApple Music上で視聴する、というスタイルで、サービスを並行して楽しませていただきました。

昨年にはSpotifyプレミアムのトライアル期間が終了し、再びApple Music一本の生活に戻りましたが、これからも時々、気が向いたりPacemakerでDJを行う際には、Spotifyのプレミアム会員になりたいなと思います。それでは。

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