「頼む。…君達にとって、惜しい者を失わせて申し訳ない。」
ジェームズは顔を俯かせた。
なんとか持ち堪えたのに、彼の表情に哀愁が漂っていた。

「宇宙に出た時点で、理解していましたから。
寂しい感情は、残りますけど。」
クルーの1名もジェームズと同じ顔つきになってはいた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?