アクリルにアクリルで絵をかいています。っていうと伝わらないので詳しめに説明する
趣味は絵を描くことです。読書と並んで、子どもの頃から続いてきた趣味です。
Pixivは2008年から使ってます。
唐突ですが、作品です。
2018年からデザインフェスタにブースを出すようになりました。
「これ、どうなってるんですか?」
「印刷ですか?」
といった質問がときどき飛んできます。
なので、自己紹介を兼ねて、どのように作品を作っているのか紹介したいと思います。
作品の構造
横から見るとこのような感じ。
何をやっているかというと、「レイヤー」を具現化しようとしています。
背景レイヤーに相当するアクリル板があって、その上にキャラクターが書かれた透明アクリル板で覆う構造です。
分解するとこういう状態。
アクリル板の四隅に穴をあけて、ボルトとナットで2枚の板を固定しています。
印刷する
「印刷ですか?」の答えは、はんぶんくらいYESです。
黒い線は印刷です。
UVプリンターという特殊なプリンターを使って、Adobe Illustratorで作成した線を印刷します。
普段は渋谷にあるFabCafe Tokyoさんにアクリル板を持ち込んで加工してもらっています。
ついでに四隅への穴あけもFabCafeのレーザーカッターで開けてもらいます。
着色する
色塗りはアクリル絵の具を使っています。
線の上から絵の具を重ねていきます。
不透明なアクリル絵の具とは言え、1回塗っただけだと色が透けてムラが出てしまうので、2~3回くらい塗り重ねてます。裏から見るとかなり筆跡が残ってベタベタなんですが
表から見るとかなりフラットかつビビッドに見えます。
組み立てる
ボルトとナットを四隅の穴に通していきます。
間にナットを2つくらい噛ませて、ちょっと浮かせています。
吊るすためにテグスを通して終了。テグスはどれくらい強度があるかよく分からないので、ダイソーで買えた一番太い釣り用テグスを使っています。
印刷+絵の具を組み合わせる理由
デジタルのシームレスななめらかさと、絵の具ならではのカラフルな表現のいいとこどりをしたかったのが一番の理由です。
小学校3年生くらいから書道を習い始め、シュッとしたなめらかな線を思い通りに引けるのがめちゃくちゃ楽しくて、大学進学のために上京する直前まで教室に通っていました。
強弱のついたベクタの線を引く感覚と、墨を含んだ柔らかめの筆で線を引く感覚は、かなり近しいと思っています。
一方で、デジタル作品をプリントアウトするとどうしても色味に強い制約が生まれます。もともとラメやパールや蛍光色が大好きで、それらを作品に使いたいと考えて、いろいろあって2018年くらいからこの形式で制作をしています。可愛いものが好きです。怖いものも。
個々の作品についても、モチーフなどの解説をnoteでやっていけたらと思っています。
絵の解説はマガジンにまとめていますので、興味がある方は他のnoteも見ていただけると嬉しいです!
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