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人工知能で「プロジェクトマネージャー」という仕事は無くなる

はじめまして。
Commu(コミュー)開発チームです。
Commuという人工知能型プロジェクト管理サービスを開発しています。

Commuはシンプルなプロジェクト管理サービスとして開発されていますが、実はある仮説に対するチャレンジとして開発がスタートしています。

それは、近い将来人工知能がプロジェクト管理をするようになるんじゃないかという仮説です。

人工知能の進展により「多くの仕事がAIに奪われる」という話が盛り上がっています。
今まで人手で回してきたオペレーションがどんどん機械に置き換えられています。特に定型業務なんかは自動化されやすい分野でしょう。

私たちの業界で考えるとプロジェクトマネージャーってコンピュータに置き換えられるんじゃないの?という素朴な疑問が浮かびました。

そもそもプロジェクトマネージャーって何をする人?

本当にそんなことが可能なのか?プロジェクトマネージャーのタスクについて考えてみました。

プロジェクトマネージャーの一般的なタスクとして、

タスクの作成
タスクの優先順位付け、メンバーへのアサイン
スケジュール作成
進行管理(進捗チェック、尻叩き、チケット更新)
メンバーの評価

などが考えられます。
もちろんチームの規模や扱うプロジェクトによっても様々ですが、基本的なところはこんなところかと。

これを見ると、スケジュール作成や進行管理はコンピュータで置き換えられるような気がします。

人がエイやっで引いたスケジュールよりも、メンバーのアサイン状況や過去のパフォーマンスから計算して引いたスケジュールの方が正確です。それにコンピューターなら納期から逆算して無理なスケジュールや予算を組むようなこともないですし笑

よくマネージャーがやってるタスクの進捗の確認や尻叩きも本質的な業務じゃないのでコンピュータに任せてしまう方が、マネジメントコストが下げられると思います。

もちろんコンピュータは決まったパラメータの中でしか答えを出すことができないので、必要な情報を渡してあげる必要があります。

それでも計画や管理の業務を少しずつコンピュータに振っていけば、近い将来コンピューターによるプロジェクトマネージャーが実現するのではないでしょうか。
そう考えるとちょっとワクワクしませんか?

人工知能の指示で人が動く未来

え?コンピューターの指示で人を動かすことなんて考えられない?

いえいえそんなことはありません。現に一部の業界ではすでに置き換えが始まっています。

例えばコンビニなどの小売業では、販売予測に基づいて発注や人員の配置などがコンピューターの計算で決められていますし、配送などの物流もほとんどコンピューターによる指示で人が動いています。
人が今までやっていたマネジメント業務がコンピューターに置き換えられているのです。

Uberという配車アプリをご存知ですか?
行き先をインプットすると近くのハイヤーを呼べるというサービスなんですが、これはもう完全に効率的なタスクの作成やアサインをコンピューターが指示をして人が動いています。
気づかないうちに色んなところでコンピューターの指示によって私たちは動かされているのです。

私たちが本当にアウトプットしなければならないもの

これはよく議論されますが、人工知能によって仕事を奪われることを危惧するのではなく、人工知能を活用した上で何をアウトプットすべきか考える必要があります。

コンピューターには目的を自発的に定義することはできません。「何をするのか」はまだまだ人間が考える必要があります。しかし、限られたリソースで全体効率を考えて最適な進行を計画するのはコンピュータの方が得意そうだということです。

今までプロジェクト管理において今までマネージャーは管理業務に大半を追われていました。
コンピューターがそれを一部肩代わりしてくれることで、今までのマネージャーは解放され、より創造的な仕事に集中できるでしょう。

このチャレンジが成功するかどうかは分かりませんが、私たちは「未完プロジェクトをこの世から無くす」というミッションの元、人工知能×プロジェクト管理ツールというアプローチでCommuを開発していきます。


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