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直感は経験値。

店内を探しても無くしたパスポートは見つからない…
もしやこんなに騒いでおいてここじゃないのかも…

この旅行中、小銭入れはチェーンをつけ
いつも左ポケットに入れていました。

正直紛失したパスポートを小銭入れと一緒の左ポケットに入れていたのか、通常何も入れていない右ポケットに入れていたのか記憶にありません…

スーパーで商品物色中、しゃがんだ際に落ちたと予想したパスポート
もしも、スーパー以外で落ちる可能性があったとしたら…

はい!質問です!
どの場面でしょーか?

① カラフル寺院に行くまでのタクシー中、椅子に座った時
② カラフル寺院で靴を脱いだ時
③ 絶対にスーパーにある!!

チッチッチッカーン!

この時点で正解はわかりません…
つぎに私ができる事
寺院まで乗せてくれたおじちゃんに連絡を取ること

最初から読んでくださっている方はタクシーアプリ「Ola」の存在をご存じのはず
乗車した時間や場所は明確に記録されているので電話番号がない…

番号見つけた!
と思って電話しても全くつながらない…
なんかOlaアプリ登録番号のようです…

ぶっちゃけ、すでに45分くらい前にこのOlaアプリで電話を試みようとしましたが、電話番号が見つからずに断念してました。

しかし、店内をいくら探しても見つからない。
店内じゃないのかも…って不安にもなるさね

私のことをすっごく気にかけて「この子パスポート無くしちゃったんだって…どこかで見た??」と一生懸命に声を掛けてくれている女の子がいたんです!
なんて優しいインド人の女の子でしょう!
その子も一生懸命探しているし、私も絶対見つける!!!!

もう一度Olaアプリ内を検索してみることに…
ん~運転手につながる番号は見つからない。

次はGoogle先生だ!
Ola インド 忘れ物

車内で忘れ物をした場合でも、履歴が分かるのでサポート経由で連絡ができる

おっ?連絡ができる?
サポート経由?
サポート経由ってどこだー!!

Olaアプリ内のFAQを読むことに

Find your lost item(忘れ物を見つける)

きたー!!
なんか電話ボタン見っけ!!

待て待てっ
私が話しても通じない。誰か誰か…

絶対あの女の子がいい!
他の店員さんにパスポート見てない?と声を掛けてくれているあの子なら絶対に細かく説明してくれるはず!!繋がった相手がしらなーい!と言っても、ちゃんと探してみて♪後ろの席の椅子とか床とか落ちてない??って聞いてくれるはず!!

次はパスポートではなく
あの店員の女の子を捜索!!店内をぐるっと捜索!!

見つけたー!!

わたし「運転手さんの電話番号が見つかったの!代わりに電話して欲しい!!」
女の子「Okay!」「ん~出ないみたい…」「ん~出ないみたい」
めげずに何度も電話を掛けてくれる女の子

やっぱこの子にお願いしてよかった!!
やっぱこの子だ!!

他のインド人なら1回で「でないよー!」と電話を返してくるはず!(偏見&滞在中のホテルマンがそうだった…)
しかもこの子は何度もトライをしてくれている!!涙

女の子「あっ!もしもし~(会話…)



ニコっ


わたし「えっ?」
女の子「ニコっ!」
わたし「えー?えっ?!!!!!」
女の子「(うんうん。頷き、ニコっ)

わたし「(床にひざまずき、両手を胸の高さまで上げ手を組み、彼女を見あげる)あぁ~~~」

そんなことありますか!!
あると思いましたか??まさかのインドで!

そうなんです!
ありました!!私のパスポート!!
優しい優しいインド人が、全く笑わないと思っていたのに、最後の最後でニコッとしてくれ私をカーパーレシュワラ寺院まで連れて行ってくれた運転手さんが持ってくれているらしい!

マジでこんな奇跡がインドで起こるなんて!!

パスポートが見つかり、おじさんに「ありがとうありがとうありがとう!!」何度も何度もお礼を伝えました。

はいっ
次のミッションです!
人生はそんなに甘くないのです。
パスポートをこの手の中に納めなければなりません。

おじちゃんのオートリキシャに取った場所で受け取りたい旨を伝えるも、もう帰宅してしまったとのこと。
おじちゃん「ホテルはどこ?」
わたし  「The Residency Tower Chennai」
おじちゃん「じゃ、そこに届けに行くよ!」
わたし  「ありがとー!!」…なんか嫌な予感…
わたし  「やっぱり取りに行くよ!」
おじちゃん「遠いから大丈夫。1時間半くらいかかるよ!ホテル行くよ~」
わたし  「(1時間半かぁ…遠いなぁ…おっ!!!発見することをあんなに懇願していたパスポート!出て来なかったらインド出国すらできないのに、1時間半を遠いとか思ってるなんて私何考えてるの?ありえない!!何考えているだ自分!!)行きます!!もちろん行きます!!すぐ行きます!!」

運転手さんの住所を送ってもらったり、Olaアプリに行き先を入力してくれたり、運転手さんとのやり取りをしてくれたり、すっごく動いてくれた当初アイスをショーケースから引き出していた警備員さん

そう
この時はもうあの天使のような女の子はいなくなり…
と思っていたらひょっこり

わたし「もうシフト終わり?帰るの?」
女の子「うん!ニコっ!」
わたし「ありがとー!!!(小銭入れに手を掛ける)」
女の子「No no(逃げる)

すっごく一生懸命動いてくれた彼女に私ができる事と言ったらお礼を渡すことだと考えたのです。
彼女はいらない!!と申し訳なさそうに拒否をしました。

えー!!インドってもうちょっと「ラッキー!!お金もらえんじゃん!」とか思って貰うんだと思ってた!!!
だって町中には騙してなんぼな感じの人がいっぱいじゃん!!

なのに…

彼女は笑顔で見つかって本当によかったね!!と従業員通路へ消えて行きました…

なんて素敵すぎる天使

その間もセキリティーmanは運転手さんとやりとり中
つづく




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