『イガグリオオサシガメ』の飼育メモ

何で第一回目がこれなのかという声が聞こえる気がするが、正直もう覚えてない。どーせこんな記事誰も見ないだろうし好きに書かせろよ(暴論)

イガグリオオサシガメについて

飼育難度:★★☆☆☆
繁殖難度:★★☆☆☆

「スパイニージャイアントアサシンバグ」の名で流通する大型のサシガメ・・・要は肉食のカメムシ。獲物を見つけると瞬時に飛び掛かり、速攻で仕留める姿は暗殺蟲-アサシンバグ-の名に恥じない。というか超怖い。流通している外国産サシガメは「乾燥系」と「多湿系」が居るがこいつは後者の多湿系。
価格についてはコロナ以前は成虫2~3匹で万と同種の中では飛びぬけて高価だったが、現在(2023年)では価格が落ち着きつつあるものの人気は衰えていない模様。


飼育に必要なもの

飼育ケース

一般的なプラケース』+100均の『洗濯ネット』を使用。
多湿を好む為、防コバエ仕様の”コバエシャッター”等も良い・・・と言いたい所だが、ウチでは餌としてコオロギを使用している為、通気性確保の為特大プラケ(開け口が2つあるやつ)を使用。しかしそのまま使うとショウジョウバエの温床となり文字通り地獄と化す(経験済み)ので蓋に100均でも買える洗濯ネットを被せて使用する。
防ハエシート?毎回挟むのがダルいので却下。却下!!


床材

ヤシガラピート』を使用。
安く済ませるのであれば100均一の園芸コーナーにある『ピートモス』や『バーミキュライト』でも良いものの、昆虫・奇蟲・爬虫類と何かとヤシガラピートの出番が多いので自分は圧縮タイプの大容量のを購入してちょこちょこ使っている。・・・置き場所だけ注意。
ココグリーン(ヤシガラピート6mm)【4cu.ft】(圧縮113L・復元容量180L)


足場

イベントで安売りしている『コルクバーク』を使用。
安く済ませるのであれば100均で売っている飼育グッズの定番『園芸用鉢底ネット』を立て掛けて使用するのもアリだと思うものの、こいつ等はどうも暗い所を好むようなので自分は『コルクバーク』を使用している。雰囲気良いし。(重要)


餌:生き餌

ペットショップで餌用として売られている『コオロギ』や『レッドローチ』を使用。
基本サイズの合ったレッドローチで事足りるものの、自分はコオロギを主食とする生き物が多数居るため成虫にはクロコオロギのM~Lサイズを、幼虫にはレッドローチのSSサイズを使用。


飼育環境について

プラケースに床材を敷き詰め水が滴らない程度に加水

次に足場の設置だがアーチ状のものは置き、板状のものは立て掛ける事。一応理由があって「ぶら下がれる場所」が無いと脱皮や羽化に失敗しやすい傾向があるという個人的な見解がある為。

最後に生体と餌をブッ込んで終わり!閉廷!!


繁殖について

成体の雄雌が揃っていれば勝手に交尾して勝手に産卵する
雑かよと思われるがホントにそうなので他に言いようがない。
どこかに産み付けるんじゃなくてバラ撒き。ナナフシみたい。
産み落とされた卵は、床材の湿度が十分であれば1ヶ月もしない内に幼体が生まれる。卵に対して出てくる幼体がデカいので最初は驚く。ナナフシみたい。餌のレッチと同じか若干小さいことが多いが、連携して複数で襲い掛かったり、他の奴が仕留めた獲物のお零れを貰ったりして意外と何とかなる。
幼体は最初赤く丸っこいフォルムだが、何度か脱皮するとトゲトゲした黒いフォルムになり、そうなると自分より大きい獲物にも飛びかかるようになる。怖い。
因みに余程の事が無い限り共食いはしないので、ケースは特大プラケ一つあれば問題ない。
成長速度については後述するが他種と比べて遅い


雑記:乾燥系(シロモンオオサシガメ)との比較

多湿を好むイガグリオオサシガメの比較として挙げるのは乾燥を好むシロモンオオサシガメ。
あちらは砂漠棲のヤモリ等を飼育する際に用いるカルシウムサンド等を使い、湿らせた水苔やらティッシュを詰めたペットボトルのキャップを置いておくのが無難な飼い方。
乾燥系だが結局孵化には水気が必要ってのが面倒だと思うのは私だけでしょうか?
因みに砂に脱臭効果がない為かめっちゃ臭い。


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