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【博士・修士向け】スライドレイアウト 中身編 ~デザインの4原則で中身も見やすいスライド作り②~

今週も研究を頑張ってこられたみなさん。
こんばんは!お疲れ様です!Curioseeds(キュリオシーズ)です。


さて、先週は【スライドレイアウト中身編】ということで、デザインの4原則のうち近接整列の極意を紹介させて頂きました。
すでにお読み頂いた方々、ありがとうございます!
まだ読んでいないという方、是非チラっとお立ち寄り頂けると幸いです✨

さて今回は、前回紹介しきれなかったデザインの4原則対比反復についてです!
前回記事と合わせることで、【失敗しないスライド作り】目指していきましょう!

0. デザインの4原則とは

念のため、何度でも言わせてください!
デザインの4原則、これはデザイナーだけではなく、研究者にも通用する大原則です。
“近接” “整列” “対比” “反復” の4つがあり、前回は最初の2つ、”近接""整列”についてお話させて頂きました。

だがしかし、残り2つも守られていないと、最低限失敗はしない!というスライドを作ることはできません!
ということで本記事では、スライドデザインの4原則の最後の2原則を紹介したいと思います✨

3.対比 ~でもやり過ぎにはご注意を~

デザインの4原則・第三は、対比です。
要素間の違いをはっきり区別することで、情報の優先度を明確にする、
要はポイントを目立たせましょうということです。

たとえば文字情報が多いスライドで(そもそも文字情報が多いのも微妙ではあるのですが…)、下記のように羅列されていたら聴衆は聞く気を失せますね。

そこで対比です。


文字の大きさや太さ・色などを工夫することで、ポイントだけつかむことができます。
時にはグラフの色を工夫する、という手段も有効かもしれません。

ただ対比は、「事実を正確に」が大切にされる研究発表では加減が重要になります。
対比しすぎたデザインは、反感を買う可能性もありますから、あくまで適度に目立たせることを意識しておきましょう。


4.反復 ~色を統一して~

最後の原則は、反復
教科書的にはデザイン上の何かの特徴を作品全体をとおして繰り返すということですが、
研究発表で考えるならば、図の位置や色の統一性を持たせる、とでも言って良いかもしれません。

具体的にどういうことか、悪い例を見てみましょう。
1枚目は、aの実験ではA群がB群よりも多かったという結果、
2枚目は、bの実験では上と逆の結果が出ました、という場合。

まず、同じような実験結果を表しているのに、図の位置やレイアウトが1枚目と2枚目で大きく異なっており、聞き手が情報を整理するのに時間がかかります。
次いで、各群の色も統一されていないので、直感的な理解を妨げてしまっています。
これらの点を改善すると…

だいぶわかりやすくなりましたね。
反復は一瞬わかりにくいですが、要はプレゼン全体を通して統一性を持たせるということです。
一枚一枚をこだわった後は全体を俯瞰してみて、統一性から逸脱したものがないかチェックしてみてくださいね!


さて、デザインの4原則特集、いかがでしたでしょうか?
是非実践に落とし込んでみてくださいね!

次回は、10/7(土) 18:00頃「スライドにおける色使いのイロハ」公開予定です。

これからもよろしくお願いします!!