リバイス最終回直前感想

最終回直前なので雑感まとめ

結論から言うと良いところもあるけど意見したいところも大量にある、ヒジョーにムラのある作品、といった感じ。

個人的に仮面ライダーを評価するポイントで言うと
・ライダーのかっこ良さ、活躍、演出
・キャラの魅力
・ストーリー
くらいの順で見ていて、リバイスはこのうちキャラの魅力は高めなんだけどライダーの活躍とストーリーに「ん?」ポイントがあるかなぁ…みたいな。

リバイス勿体なかったポイント その1
敵に魅力がない

これはかなり致命的だったと思う。

序盤は人間が変身した悪魔だったので色々な思惑が混ざっていて、若林司令官や弁護士、さくらに執着してたカウンセラーとかかなり尖ったキャラをしていた。それこそ五十嵐三兄妹にそれぞれ対応してる敵たちなのでもっと生かしても良かったのではと思う。

オルテカ一人で暴れていた時も毎週サクサク人を殺していく(ギフテリアン化する)様はなかなかなヒールっぷりで、こいつを倒した時はさぞスカッとするんだろうと思った。ギフが吸収してよく分からなかった。

問題はここから。赤石長官が台頭してきあたあり。敵はどれだけ倒しても生えてくる大量雑魚に設定的に倒せないベイル。毎週画が変わらなすぎる。。ライダー側はオーバーデモンズなりアギレラなりが増えてるけど敵はマジで変わらない。朱美さん怪人化だったりヘルギフテリアンが出たりもしたけど、まあ、ね?ヘルギフテリアンは超再生やホーリーライブ一撃で倒したりと「お?」とさせる要素があったりもしたけど倒した時にギフが何の反応も示さずその後も他の雑魚と同じように産み出してたからなんかねえ。せめてヘルギフテリアンがギフの側近とか身体の一部から産み出したとかでギフにダメージなりイラつかせたりがあれば話が進んでる感もあった気がする。そういった意味ではギフが無感情すぎるのも問題だったと思う。人類を赤石(とアヅマ)を通して3000年も見守ってくれていて人類の滅びを憂いているとか違う物語であれば話し合いで解決できそうな存在だし。正直途中まで和解ルートだと思ってた。大二が悪魔いなくなっていたから代わりにギフと契約して和解してく…みたいな。立ち位置的にはリュウソウジャーのエラス様に似てるかもしれない。ギフ様は地球外生命体らしいけど。そんな存在を悪魔扱いしてしまいには細胞抜き取って軍事利用とかまあ人類滅ぼしに行ってもおかしくないよね。

そしてギフを倒した後はVS狩崎さん。ここの戦いは凄く好き。映画も含めるとギフの細胞や悪魔を使うベルトはどう考えてもヤバすぎるし、真澄さんのやらかしを考えると狩崎さんの暴走もやむ無し。記憶がなくなるとしても戦うお節介一輝とかアルティメットリバイスで戦う意味とかも綺麗にはまっていた。

そして最終章はVSバイス。1話の時点で相棒が悪魔ってことでラスボスはバイスが面白いだろうなって思っていたから期待通りではある。完全エピローグポジションの自己犠牲パターンになるのは想定外だけど。Wやドライブ並にラスボス談義難しそう。

オマケで夏映画だけど敵はライダー一人に悪魔一体であとは今更なフェーズ2デッドマンにいつもの量産雑魚、それに対してこっちはいつものメンバーに映画ライダー、ギーツ、さらに仮面ライダー五十嵐、、バランスとれてないでしょこれ。五十嵐の活躍が雑魚倒すだけだなんて本気で衝撃だったよ!

リバイス勿体なかったポイント その2
ライダーの扱い

これはまあ主にホーリーライブくん可哀想案件ですね。あの子の活躍シーンが初登場とアギレラと空中戦してるあたりしか記憶にない。あとは雑魚戦と一瞬で戦闘解除されてるイメージ。満を持して登場したエビリティライブもお察しの活躍だし。。

インビンシブルジャンヌもカッコいいのに生まれた時には敵がもういないっていう。。

オーバーデモンズも初変身の活躍が逃亡。

アギレラは…人気キャラだからか結構活躍してた気もするけどどうかしら。

総じて後半登場ライダーは雑魚戦ばかりで印象が薄い。オーバーデモンズは因縁が出来た赤石に一矢報いる場面があったけど、女子2人に守って貰いながら必殺技貯める作業は決してカッコよくはないよね。

こう考えると去年の四賢神は理想的な敵でしたね。話さないし同じ見た目だけど強さに箔があるっていう。

リバイス勿体なかったポイント その3
バイス(と悪魔関連)

一年かけて存在が難しくなってしまった子。多分最初の不穏な雰囲気や悪魔の設定からバイスが一輝の秘めたる部分が具現化したものと捉えていたのが間違いだったのだろう。なんか凄く良いヤツで家族になっていた。まあ一年もあればキャラが変わるのはあるあると言えばあるある。なんならバイスを信じるイベントとかバリッドレックスの時点でしてたから最初からたたの良いヤツだったのかもしれない。

個人的にはバイスの解像度を上げるための個人回とかがあれば良かったなあとは思う。一輝と喧嘩して家出回とか、一輝と絡まないバイスとか見てみたかったなあ。…冬映画はそう言えば単独行動してたな。基本一輝とばかり絡むせいで物語の家族要素を強くするとバイスが邪魔になってるのとか本当に可哀想。それと夏映画の最後の一騎討ちでバイス放置はこいつマジかと思ったよ。1人で2人のライダーというリバイスの設定上タイマンする展開があること自体ナンセンスだと思う。リバイス以外でやったら良かったのに。もしくは敵もリバイスみたいに悪魔実体化するライダーとかなら対になってよかった。

あとはバイスとの契約の設定ってどれくらい練ってあったんでしょうね。他の悪魔にはそんな様子ないし。。記憶がなくなる話も最終章近づいて家族の記憶がなくなることになってたけど家族関係ないサッカーの記憶が消えてるのはじゃあなんだったのかって言う。

それと悪魔が人間に必要みたいな流れでギフを倒したけど、それをするなら悪魔がいなくて暴走する人間を大二以外にも用意すべきだったと思ったり。集団予防接種で悪魔抜いた人たちが精神不安定になって暴走するとか。…コロナの状況でそんなことしたらますます反ワク感増すからダメだなこれ。ヒロミさんはその枠だったのは分かるんだけど自宅療養で何故か精神落ち着いちゃってるし。

あとは悪魔の移植ってなんなんだろうね。元いたであろう狩崎さんの悪魔ってどうなっているのか気になるところ。完全上書きシステムだとしたら映画を経て狩崎さんの悪魔が消えた扱いだから精神不安定になって暴走した説とかもあり得るのかな?

リバイス勿体なかったポイント その4
縦軸ストーリー

縦軸が家族の思い出が消えるで一年戦うのはさすがに厳しいよ。まあ展開としては盛り上がっていた。それこそ自分を犠牲にしてまで狩崎さんを救いに行ってそれを家族が非難しつつも受け入れる。嫌いじゃない。嫌いじゃないけどこれをするんだったら大二を救ったタイミングで大二の記憶なくなって大二を曇らせるとか、もっと中盤くらいで家族の記憶失って、戦う理由を一度見失うけど天性のお節介で復活するみたいな展開なら一輝のキャラがもっと輝いたと思う。最終回直前で記憶失われてもどうせ甦る感が強くてワクワク感はない。いっそ最終回で記憶喪失エンドであればビターエンドとして語り継がれたかもしれない。ゼロワン最終回の新規イズを旧イズの様に育てようとする薄ら寒さみたいなの嫌いじゃないんだ。

さて、マイナスポイントばかり出してもあれなのでここからはリバイスのお気に入りポイントをば

リバイスお気に入りポイント その1
カッコいいデザイン

リバイスライダーはどれもカッコいい。
個人的お気に入りはジャックリバイス、ホーリーライブ、インビンシブルジャンヌ、それとジュウガ。
アルティメットリバイスもガワにガワを被せるのは面白いと思った。最後までずっと強いし。記憶消えるブーストかかってるんだからそれくらいでないと困るんだけども。

リバイスは変身時のLINE風会話から始まって組体操ゲノミクスやびっくらたまご、墨塗りつぶしにバイスサッカーボールと凝った演出が多かったと思う。サッカーは一輝の過去も含めてメイン必殺技にしても面白かったと思う(ガオレンジャー感)。デザインや戦闘が好きだからジャックリバイス再登場して欲しいけど、ストーリー振り替えるとあれ真澄さんの作った欠陥品としか思えないからなあ。あれによってギフの影響受けなくなったわけでも無し。

ライブ/エビルはホーリーライブ誕生回とエビリティライブ登場回の2つに全振りという印象。エビルの面割れ(面砕き?)は衝撃的だった。真っ白な羽根が黒く染まるエビリティもオシャレ。

ジャンヌとラブコフ。ラブコフのキャラは最初から狙ってたのか分からないけど凄く受けてたと思う。相棒が武器になったり合体する流れは電王ぽさあるよね。空手ガールを感じるフォルムも良き。本編中に令和3号ライダーに強化入るの初でしたね。

デモンズ。複眼が光るの好き。最初の戦うほど弱くなるのはすごい設定だと思った。ヒロミさん人気を支えた存在。

ベイル。本編で出たのってもしかして一回?開発途中感のあるデザイン。

オーバーデモンズ。光くんから玉置への引き継ぎシーンはわりと好き。

アギレラ。仮面が蜂のお尻を正面からにしたものとか言う斬新なデザイン。蜂蜜被ってるギフテクスの方が好きだったのはナイショ。登場した時には雑魚を蹴散らす仕事ばかりなのに武器がタイマン向けのクナイなのは何か間違ってると思った。

デストリーム。かなりヒロイックな見た目。1話限定のゲスト的立ち位置かと思ったら映画と最終回直前にも出番が。変身シーンがこれまった凝っている。

ジュウガ。クウガオマージュをとても感じる存在。クウガ世代なので当然好き。ベルト買おうかな。FLTにも来てくれるのを期待。

リバイスお気に入りポイント その2
記憶に残るシーン多め

連続したストーリー性を犠牲にした分その時やりたいシーンを描くのに特化した感じ。そのおかけがやけに記憶に残るシーンが多い。
・玉置暴走→ボルケーノ救出
・ヒロミさん退場
・大二vsカゲロウ
・Wデート(謎)
・赤石劇場
・デストリームvsクリムゾンベイル
・太助さんと赤石のシーン
・赤石に止めを差す大二
・カゲロウの復活
・狩崎さんのダディへの叫び
…etc
一輝は色々してるんだけどどうにも印象弱めなのは他のキャラが濃いというかやらかし過ぎというか。正直最近の狩崎さんを救うために自分の記憶を犠牲にするシーンでやっと一輝らしさを見れた気がする。弁護士とか声優回とか色々あったはずなんだけどね。お節介描くなら序盤のお悩み相談スタイルの方が合ってたと思う。家族ごっこに耐えられない一輝は妙にリアルだったよ。

リバイスお気に入りポイント その3
銭湯シーン

正直途中で使われなくなる設定だと思っていたから最後まで使われていて嬉しいよ。一緒に入ることで仲良くやってるなとか和解したんだなってことを視覚的に分かりやすくしてくれてよかった。ちなみにアソコをアヒルさんで隠すシーンはPTA的にはOKなんですかね?個人的にはもっとさくらや花の入浴シーンを。。

リバイスのお気に入りポイント その4
ジョージ・狩崎

終始好き。リバイスの色々なものを支えまくってる存在。ライダー好きに悪いヤツなんていないのよ。そう言えば真澄さんが保管してたイラストには生物のイラストばかりでライダーのイラストはなかったけど子供の頃はそんな興味なかったのかな?ダディと別れて寂しい時にライダーと出会ってはまったとかだと萌えるよね。エンジョイ勢みたいなのに最終的にクソ親父の尻拭いしまくってた事実も面白いよね!

以上!
色々書いてきたけど最後に言いたいことは1つ

最終回楽しみです!!

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