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出戻りぱんだのおはなし

飼育員さん、こーんにーちは!!\(*ˊᗜˋ*)/♡ヤホー
サボることと遊ぶことが得意なぱんだだよーっ(๑>ڡб)☆

note開いたの……いつ以来だろ?
元々こういった書き物だったりって得意じゃないのに、余計に書けなくなってる気がするけど……。
取り敢えず気の向くままに書き綴ろうかな。
ただの自己語り、面白味も無い記録でも良ければお付き合い下さい(ㅅ´ ˘ `)


2020年10月27日、この日の勤務時間はお昼まで。いつも通りお仕事に行って、帰ったら同居人さんの食事の準備をして、夜はまったりのんびりするはずでした。
午前8時、いつもならお仕事中はマナーモードに設定してあるスマホが鳴ります。この日は設定するの忘れてしまっていたみたい。

発信者に表示されるのはパパのお名前。

パパだって職場に着いて、お仕事の準備をしているはずの時間。気にはなったけど、一時間後には小休憩。

---後で掛け直そう。きっと掛ける相手を間違えてるだけだよね。

スマホをマナーモードに設定し、気持ちをお仕事モードへ切り替えます。お客様は沢山いらっしゃるのに、とっても長い一時間……。
三人目のスタッフが勤務開始と同時に、ぱんだは小休憩へ入りました。

そわそわから、ぞわぞわ。
はやる気持ちを抑えて、ロックを外したスマホに表示される通知。無視をして着信履歴からパパに宛てて電話をしたけれど、10コール目くらいで留守電の自動音声。
何度掛けても、ぱんだの耳に入ってくるのは無機質な女の人の声。

ママと妹ちゃんからも何度も何度も着信があって、だけどパパからの着信は、朝の一度きり。
心臓をぎゅっと鷲掴みにされたような痛みを感じながらもママに電話を掛けてみると、直ぐに聞き慣れないママの声。
震えるママの声。

『 ・・・今朝、お父さんが倒れた 』

それだけ告げて、直ぐに電話は切れてしまいました。

直後に何度も掛け直したけどママにも繋がらなくなって、大きくなる心臓の音と、耳のずっと奥に響く変な音を無視して妹ちゃんに電話を繋ぐ。
妹ちゃんは直ぐに出てくれました。

『 おねぇ、ごめん。先生のお話聞いてくるから後で掛け直すね、待ってて 』

全く状況が掴めず、それでも時間は過ぎていて、もうお仕事に戻らなくちゃいけないのに身体が思うように動きませんでした。

「ごめんね、ちょっとだけ戻るの遅れるー」

近くに居た仲良しさんに声を掛けながら、ぱんだは上長にお電話しました。
父が倒れた事。詳細はわからないけれど、実家に戻りたい事。その為に翌日以降お休みさせて欲しい事。
急な話で心苦しいとも思いましたが、きっと帰らなければ後悔すると思ったので、ワガママ全開のお願い。
快く・・・かどうかはわからないけれど、上長は気を付けて行っておいで、と。落ち着いてからでいいから、今後の話をしようと背中を押してくれました。

ママや妹ちゃん、上長とのお話はみんなに筒抜けだったみたいで、落ち着くまで休んでてくださいって他の子達は気を使ってくれました。
それが嬉しくて、心苦しくって、精一杯の強がりでお仕事再開。だけどその前に飛行機のチケットだけは取っておかなくちゃ。


まっててね、ぱぱ。いまいくからね。

何かのきっかけのひとつにでもなれたなら嬉しいです\(*ˊᗜˋ*)/♡ヤホー