念の為仕込んでおいた、出したくなかった記事

今回はタイトル通り、出来れば出したくなかった記事だ。ホロライブプロダクションにおいて、2023年からbilibili動画方面で動きがあり、2024年に入っていよいよ本格的に向こうでも動き始めるようだ。正直、噂で終わって欲しかったが…。

国内外の政治と宗教、そして推し事に関する直接的な批判は公の場でしない主義の私であるが、今回の話は事が事なので、ファンとしてではなく個人的な意見をオブラートに包みながら燃えないように話していこうと思う。

結論から言えば、私はホロライブのbilibili動画、というか彼の国へ再進出することに一抹の不安を覚えている。もちろん、彼の国にも真っ当なVtuberおよびホロライブファンが多くいることは良く知っているし、事実2020年初頭におこなわれた豊洲NSSの際に素敵なフラスタを贈って下さったことは今なお記憶に残っている。

しかし、2020年に起こった会長とはあとちゃんの件と、そこから派生した尋常ではない荒らし、そして2021年の会長の引退という3つが未だに私のなかで尾を引いている。会長とはあとちゃんの件についてここで述べるつもりはないので、知らない方は調べてみてほしい。そこから派生した彼の国から来襲した荒らしは…それはそれは酷いものだった。愉快犯か本物の怒りかは定かではなかったが、見ていられないほど酷かった。そして、画面の向こうにいることをいいことに、集団で土足で荒らして傷つけていくという卑劣で姑息な手段に当時怒りが湧いた。たとえどれだけ憎かろうが、どれだけ正しかろうが、(あるいは無意識の)悪意で人を貶める手段は薄汚く低俗である。少なくとも私には自分たちの愚かさを晒しているようにしか見えないのだ。

話は戻って、3つ目。会長の引退。真実はどうあれ、あれは事態を鎮めるための人身御供だったと未だに私は思っている。
会長の配信内容は私にはやや合わないところがあったものの、それでも今日ホロライブプロダクションが大きくなったきっかけの1人であることには変わりなく、その類まれなる配信センスや物事の考え方にはいつも驚かされるばかりであった。今彼女がいたら、ホロライブはどうなっていたのだろうか。時折そう考えてしまうほどに惜しい損失であった。

そこから3年近くが経ち、現在は彼の国と距離を置きながら発展していたホロライブであったが、そんななかで今回のコレだ。会社としてそうしたければそうすれば良いし、あれから時代は変わり、以前のようにはならないかもしれないので、ただの杞憂に終わるかもしれない。そもそも私はカバーの社員でもなければ株主でもないのでその判断をどうこう出来る立場にいない。所属タレントさんにおいても、会社の方針であれば個人の感情関係なくやらなくてはならないこともあるだろう。もちろん、好意的におこなっていたとしても、それはその人の自由であり、咎めることはない。

ただ、今回の再動に当たって一番不信感があったのは、向こうではかなり前から告知をしていたにも関わらず、公式からは直前になるまで何の音沙汰もなかったことだ。発表するしないは会社の自由である。それでも直前まで国内のファンに対して何もないのはやはり不信感を感じてしまう。仮にも上場企業なのだから、そのあたりしっかりしないとマズいのでは…なんて思ってしまう。それともまた二枚舌かな?

再進出することでの懸念としては、やはり前回のような荒らしだろう。3年経ったとは言え、今回の件でまた再燃しないとは限らない。はっきり言えば、そのリスクが大いにある。個人的には当たり前のルールとモラルを守ってほしいが、双方置かれている環境や持っている価値観が違うのだから、正直こればかりは難しいところだ。

それから、再度市場に打って出るのであれば、今度こそ荒らし対策を入念にした上でのぞんでほしい。また荒らしをモデレーターにしてしまわないようにね。まさか同じミスを2度も繰り返したりはしないよね?

ここまで書いてきたついでに、この際はっきり書いておくと、私はホロライブプロダクションが日々躍進していくことを大変喜ばしく思っているし、大いに応援している。しかしながら、企業としてのカバー株式会社に関しては、2020年から今日まで不信感を拭えずにいる。やる事がズレているんじゃないかと思うことがあるし、そもそも会長の件のみならず、2020年の著作権の問題の際の対応とそれに関連した未だに対応の遅い動画非公開の件についてや、あえて書かないその他諸々含め、普段から会社に対して信頼が厚かったわけではない。

それでも、推しが信じて所属している会社だもの。私も信じていたいが…。

以上はただの独り言。ちょっと言い過ぎたかな?とも思うが、再進出に関してはそれだけの危機感がある。あの件以降にファンになったご新規さんには実感が湧かないと思うが、あの頃は本当に酷かった。もちろん大前提として、彼の国の方にもちゃんと節度を守って推し事を楽しんでいる方々が当然いることも忘れてはならない。出来れば皆仲良くしたいものだ。

カバー株式会社が今後どう出るのかは分からないし、応援はしたいが、その行動の結果推しに被害が出ないことを切に願っている。