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My Playlist 05 ―さぁ、風になれ―

MyPlaylistシリーズ、今回はVirtual Rock SingerであるMaiRちゃんの新曲『AIR』を紹介していこう。この曲は1月27日開催のShout My Live【Re:】で発表されたばかりの新曲だ。

『AIR』
(各種配信サービスにてデジタルリリース)
作詞 FKBC,MaiR
作曲 FKBC-Z

イントロから力強くも爽やかな歌声が響く。この魂の叫びこそがMaiRちゃんの音楽ロックであり生きざまだ。ふくぶちょーさんの疾走すはしるギターサウンドも心地良い。この曲は全体的にボーカルとギターのバランスが絶妙すぎる!

1番AメロBメロは迷いながらも希望の兆しが差し込んでいる様子を描いている。誰でも心が揺れて迷うときはある。けれどそんな時こそ、きっと答えはすぐそばにある。1番Bメロの歌詞も凄い好き。人は孤独では生きていけないけれど、孤独があるから強くなれる。

サビでは駆け出すような歌声が歌詞を紡ぎ、衝動となって聴く者の心を揺さぶる。そこにあるのは爽やかと芯の通った力強さ、そして優しさ。想いは歌になり、新たに翔び立つための、あるいはまた始めるための風になる。MaiRちゃんのお馴染みの曲から聞こえる『きっと大丈夫』という想いは、この曲にもいつも以上に宿っている。あの頃から変わらない想いの先にこの歌がある。それが凄く嬉しい。

2番Aメロの『ナミダの意味はいつか 色づき重なり合って虹になる』という歌詞が秀逸。失敗や後悔の雨が上がればきっと虹が掛かるだろう。こういうフレーズ凄く好き。2番からCメロ、Dメロにかけては歌詞はもちろん、歌声からもMaiRちゃんのストレートな想いをひしひしと感じる。

そしてラスサビでは強く強く羽ばたくような歌声が彼女の生き様を思わせる。篠突く雨を越えて、逆巻く風を切り裂いて譲れない信念ロックや仲間と一緒に真っ直ぐ進んでいく。最後の転調で1番サビから歌詞が変わるのも熱い。信念と想いを感じるラスサビにMaiRちゃんがMaiRちゃんたる所以を感じる。

総じて、聴いた後に悩みや心配が吹き飛んで背中を押してくれる追い風、それが『AIR』だ。疾走すはしるふくぶちょーさんのギターとサウンド、勇気と元気をくれる歌詞、そして明日へ翔ぶための風を巻き起こすMaiRちゃんの歌声と、まさにMaiRちゃんの描く音楽ロックの1つの到達点といっても過言ではないだろう。"M"を足すと「MAIR」になるのも粋である。

そんな凄い音楽を創るMaiRちゃんたちが開催する本曲リリース記念ライブが来たる2月25日にあるので、是非彼女の生き様を体感してみては如何だろうか。(チケット残りわずか!)