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血液型と演技。

▶︎血液型と演技。(概念編)029

日本人は血液型占いが好きです。しかし科学的根拠などないとも言われていて、実際のところ真偽のほどはよくわかりません。ところが最近面白い説を耳にしました。それは「民族の主食と血液型の関係」というもので、たとえば「穀物を主食にしている農耕民族に多いのがA型」「乳製品を主食にしている遊牧民族に多いのがB型」「肉食を主食にしている狩猟民族に多いのがO型」そして「干し肉を主食にしている民族に多いのがAB型」というものです。

なるほど米を主食にしている日本人は性格は穏やかで几帳面だったりします。田んぼの稲の直線に植えられた風景などまさにA型らしい。一方でバターや動物の乳を主食にしている遊牧民は一箇所に留まらずあちこち移動しながら暮らしています。自由で気まぐれな生き様はまさにB型です。さらに交戦的だが仲間を大事にする狩猟民族にO型が多いというのも頷けます。そしてAB型が多い民族、それがエスキモーです。なにもよりによってあんな寒いところに居住しなくてもとは思うのですが、いかにも孤高の人らしい選択です。しかしながら全世界80億人をたった四つの性格に限定すること自体大雑把で乱暴な話です。でも星座占いだってたったの12通り。どちらも50歩100歩でしょう。

ただこの血液型。演出家の視点から見ると実に面白い。

血液型別の子供の躾け方というのがあります。子供が何か悪いことをした時、A型の子供には穏やかな口調で「ママはがっかりしたわ」と言い理路整然と説いていく。O型の子供にはまず抱きしめて「ママはあなたのことが大好きなのに辛いわ!」と情感たっぷりに訴える。B型の子供は何を言っても聞かないので放っておく。そしてしばらく経ってから「ママあの時は悲しかった」と独り言のように言う。AB型は二重人格なので、いまA型かB型かを見極めてから始める。実はこれ俳優たちを演技指導する時にちょうどいいのです。

以前に見たテレビ番組で面白い実験がありました。A型、B型、O型、AB型の幼稚園児4人一緒に先生がお使いを頼みます。まず責任感の強いA型の女の子がリーダーシップを発揮してテキパキと皆んなを引率します。ところがお使いの途中にお祭りの屋台がズラリと並んでいる道をどうしても通らないと目的地に辿り着けません。案の定B型の男の子が金魚すくいの屋台の前に座り込んで動かなくなります。A型の女の子はイライラして「ほら、ちゃんとお使いしようよ!」と、ちょっとキレ気味に責めます。すると仲間意識の強いO型男子が「まあまあ仲良くやろう」と女の子をなだめます。すると金魚すくいに飽きたB型男子が立ち上がってトラブルが解消され、さあ、お使い再開となって辺りを見回すと、そこにAB型の姿はどこにもありませんでした。

高校生の頃にシェイクスピアを読んで興味を持ち。同時期にNHKの舞台中継で市川染五郎(現松本白鸚)さんの「ハムレット  」を観てハマった僕は、その後もずっとシェイクスピアが好きで数々の舞台や映画を観て来ました。そしてある時ふと、有名なシェイクスピアの四代悲劇「ハムレット  」「オセロー」「リア王」「マクベス」の主人公の血液型はなんだろうと想像してみました。すると、なんと4人の主人公それぞれを四つの血液型に綺麗に分けられたのです。尚、ここからは僕の勝手な分析、あるいは妄想です。楽しんで読んで頂けたら嬉しいです。

まず、デンマーク王子ハムレットは、3ヶ月前に敬愛する父国王を失ったばかりです。その後、叔父のクローディアスが国王になりますが、なんと実母のガートルードと再婚してしまうのです。わずか3ヶ月の間に夫を裏切った母親。ハムレットは女性不信になってしまいます。そんな時、先王の亡霊が城壁に現れるという噂を聞き彼は深夜会いに行きます。すると亡霊は自分の死因は病気ではなく弟のクローディアスに毒殺されたのだと訴え「復讐しろ!」とハムレットをそそのかすのです。半信半疑ながら復讐を誓ったハムレットは計略が明るみに出るのを恐れて気が狂ったふりをして機会を窺いますが、何度も復讐すべきかやめるべきかを悩みます。そしてあの有名な台詞を口走るのです。「生か死かそれが問題だ」と。復讐心に燃える逞しい自分と気弱な自分の間で葛藤するハムレットは間違いなくAB型でしょう。

ヴェニスの軍人であるオセロー。しかし旗手イアーゴーは黒人であるオセローが上司であることが気に食わない。その上自分を差し置いて昇進したキャシオーを妬んで、オセローの愛妻デズデモーナがキャシオーと密通しているとオセローに讒言します。

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