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父と本

私はどうしてこんなに本が好きになったのだろう?と考えた
一つ思い出したのは、幼少期
祖母のベッドに寝転ぶと目線の先に見えたのは難しそうな文庫本だった
もう一つ思い出したのは
父はいつも本を読んでいたと言うこと
実家に帰るといつも食卓の上に、赤ペンの挟まった読みかけの本が置いてあった
そういえば、トイレにも何冊もの本が置いてあった
入院中も常に本が父のベッドの脇に置いてあった
そうか父は本をよく読んでいたんだ
これを書いていると
幼少期住んでいたマンションを思い出した
父の書斎に入ると右手に背の高い本箱、そしてそれと並んでガラス張りの大きな本箱もあった
その本箱たちは今でも綺麗にリメイクをして私の家にある
お気に入りの本箱として

そうか
私の本好きは父譲りなのか
あらためて
父から受け継いだものの尊さに
感謝だ
父のお陰で今の私がある

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