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Sky❗️〜毎日1回空を見上げよう!@武漢『武漢四大叢林』


Sky❗️〜 每天仰望一次天空!@武漢『武汉四大丛林』


1.武漢仏教の四大寺院(武漢四大叢林)


前回の帰元禅寺に続き四大寺院の残りの3つへも行きましたので紹介します。

<宝通禅寺>


南北朝時代の劉宋時代(420-479年)に建立。もともとは東山寺と呼ばれていましたが唐の貞観代(627-649年)に弥陀寺と改め、南宋の端平代(1234-1236年)に崇寧万寿禅師と改称。明の時代になると成化二十一年(1485年)に「宝通禅寺」となり、武漢に現存する最古の寺院とのこと。
個人的に感じたのは、建築様式が北京の故宮に似ていました。

放生池を抜けると弥勒殿。弥勒とはもとはインドの仏教僧の名
大雄殿の前で、生まれたばかりの釈迦像。
宝通禅寺の見どころは建物の色使い
後方には洪山宝塔が聳え立つ
洪山宝塔 ~高さ45.6mの7層八角形の塔
螺旋階段を上るが狭くて一人しか上下移動できない
7Fからの武昌街並み

<古徳寺>

清光緒三年に建立。寺院の建築スタイルは伝統的な漢伝仏教寺院の建築様式ではない。寺院内の圓通宝殿はミャンマーのアナンダ寺建築様式の群塔型正殿で、南伝仏教「マヌーハ」式の群塔寺院と古代ギリシア神殿建築の特徴である柱廊を参考にし、ゴシック式の建築スタイルも融合させているとのこと。大乗、小乗、チベット密教の三大仏教を融合し、多元的な建築スタイルを持つ建築物は、漢伝仏教寺院にはめったに見られないので貴重な寺院です。中国でありながら中国じゃないような異国情緒があるという不思議な光景を楽しめる建物がインスタ映えするので、昨今は武漢観光ルートにも入るようになってきています。

<蓮渓寺>

蓮渓寺は明代に建てられ、明代の終わりに破壊された。その後清王朝の康熙帝の時代に再建。武昌大東門の外7.5 kmの龍山にあり、武漢で唯一の仏教尼寺で、他の3か所の寺院とは違い何故か静寂感を感じます。
寺院自体は広くなく、大凡堂の入口に立ち寄って見ることができますが、中庭には尼僧がいません、裏堂で経典を唱えています。尼僧も自分の教えに忠実に従っているようで人目を嫌っているようです。建物の半分は尼僧の居住区のようで立入り不可。見学できる箇所はどこもきれいな静観が保たれていています。


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