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インクルーシブデザイン事例インタビュー

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インクルーシブデザインに取り組まれているブランドや企業様へのインタビューをご紹介します。プロダクト、サービスに込められた思いや開発秘話をお届けいたします。
運営しているクリエイター

#社会課題

線1本からのデザインーできることを自信にする「シブヤフォント」ー | インクルーシブデザイン事例インタビューVol.8

障がいがある人が書く文字をフォントに。学生のアイデアから生まれた「シブヤフォント」ーシブヤフォントが生まれたきっかけをお聞かせくださいー ライラ氏:2016年、渋谷区長が「渋谷ならではのお土産を作ろう」と渋谷区のいろんな部署に呼びかけ、これに障がい者福祉課が手を上げました。そして、すでに世田谷区などで福祉施設でのものづくりをテーマに商品のパッケージ制作や販売を行っていたシブヤフォントの現共同代表の磯村に声がかかりました。 どんな商品がいいだろうと関係者で考えていた時に、磯

「川崎市 短時間雇用プロジェクト」|インクルーシブデザイン事例インタビューVol.4

障害者の「働きたい」を実現する! 週20時間の壁の突破へ。川崎市が推進する「短時間雇用プロジェクト」紹介-「短時間雇用プロジェクト」のコンセプトやスタートのきっかけについてお伺いします- 平井氏:障害のある方の働くフィールドを広げることがメインのコンセプトになります。 民間企業や国、地方公共団体などが一定以上の割合で障害者を雇用することを義務づけた「障害者雇用率制度」では、企業の障害者雇用率にカウントされる障害者の働く時間数が決められています。以前は週30時間で、今は20時

障害ある社会をデザインで変える「エキマトペ」(株式会社方角) | インクルーシブデザイン事例インタビューVol.2

株式会社方角(ほうがく)活動概要と名前の由来-まず初めに、活動内容に関してお聞かせてください- 方山氏:株式会社方角は、聴覚障害者の方をはじめ、コミュニケーションにバリアのある方々を主にデザインで支援する会社です。 具体的には「エキマトペ」という駅の音を視覚化するサービスの提供や音声認識アプリのUI/UXなどのデザイン業務なども行っています。他にも、聴覚障害者の方に特化した求人プラットフォーム「Gratuna(グラツナ)」を運営しています。 -「方角」という社名の由来をお