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オンラインレッスンのいいところ


こんにちは。来年はマルチ文化家族を応援したい!!Suzukaです。

先日、私が主宰する「マルチ文化家族のためのコミュニティ」において、オンライン習い事の、モニター様ご家族向けトライアル講座がスタートしました!!今回は、年末年始ということもあり、お正月をテーマにしています。共通のお祝い行事である「新年」も、その迎え方は、それぞれの国や文化で様々ですよね。その中の一つとして、日本のお正月文化を紹介し、改めて自分の居住国での文化や、お友達の国での文化を知るきっかけになるようなプログラムになっています。

ご参加頂いたご家族から「お正月文化の由来など、親が伝えるよりも先生から伝えていただいた方がよく聞いて理解してくれた」と嬉しいフィードバックを頂きました。

海外で、しかも日本コミュニティが近くにない環境では、家庭以外で日本文化に触れる機会がどうしても少なくなってしまいます。ところが最近は、オンラインで世界と繋がることが出来るようになり、このように世界中の仲間と一緒に、日本にいる講師と学ぶこともできるのです。
このままオンライン化が進めば、もしかすると、近い将来は子どもたちが、国境を超えて色んな国の色んな学校から教育を選択する、なんて日が来るのかもしれませんね。なんといっても、今の子どもたちは、ネイティブデジタル世代なので、親である私達も、「オンラインはなんとなく危険だからちょっと、、、」と言ってられなくなると思います。

今年はコロナの影響で多くのご家庭が体験されたオンライン授業。急な対応で学校側も準備が不十分だったこともあり、オンライン授業は対面授業と比較して「劣る」部分にフォーカスされがちですが、プラスな面もあります。先日、ある研究会でUDL(ユニバーサル デザイン ラーニング)について学びました。

UDLとは、現代のテクノロジーを取り入れることにより、①なぜ(Why) ②何を(What) ③どう(How) 学ぶのかという切り口で、全ての学習者(多文化・多言語の子どもや、障害のある子ども)が学習にアクセスできるようにデザインするための教育のフレームワークです。

日本を含め多くの国の初等教育では、まだまだ印刷ベースのテキストが使われていると思いますが、文字が読解できない子どもや、ページがめくれない子どもにとっては、学習に「アクセス」できません。その点オンラインだと、事前に準備しておく必要はありますが、音声を吹き込んだり、画像や動画のリンクを貼ったりすれば、読解するための選択肢が増えるということです。例えば、多言語・多文化環境で育つ子どもたちが70%以上を占めるという北米カリフォルニア州の公立校では、オンライン化が進んでおり、このフレームワークを活用しているとのことです。

一方で、オンラインの学習アプリやYoutubeだけでは、どうしても受け身の学習になりがちだと思います。なのでこのコミュニティのオンライン習い事講座では、参加するご家族のアウトプットを促しながら、双方向のコミュニケーションができるように心掛けています。あくまで主役はご参加頂くご家族なので、運営側や講師は、「先生」というよりはむしろ、「ファシリテーター」という役割をしていくイメージです。
また、プログラムの中では、みんなと一緒に何かを達成して喜びを分かち合ったり、自分なりにやってみたことを発表したりする中で、自然に日本語に触れていってもらうようになっているので、あえて「日本語レベル不問」としています。その分、視覚的・聴覚的に想像を喚起するようなアプローチをたくさん使って、「考える力」を養ってもらうように工夫しています。
考える力は、急に身につくものではないので、小さな小さな積み重ねがやがて大きな力になると思っていますが、こうしていつか子どもたちがグローバル市民として活躍してくれたら嬉しいななんて想像しながら、プログラムを組み立てているととてもワクワクします。
面白そう!と思ったら、ぜひこちらのコミュニティにご参加下さい。

最後までお読み下さりありがとうございます。


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