経営学グッドフェローズ⑥:パンツを脱いだ全身経営学者
東京都立大学大学院 経営学研究科
高橋勅徳准教授
1. 制度派組織論のもうひとりの立役者
現代の先端的な経営学の論文を読む上で、無視することが出来ないのが制度派組織論です。欧米では1990年代に主流となった経営学の新たなフォーマットですが、日本では2004年に佐藤郁哉先生と山田真茂留先生が発表された『制度と文化:組織を動かす見えない力』を皮切りにして、2013年に武石彰先生、青島矢一先生、軽部大先生が発表された『イノベーションの理由:資源動員の創造的正当化』を経て導入が進