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#70 緊急事態で全ての旅程をキャンセルする

これから海外に飛ぶ予定の僕は、この度の世界的な騒ぎが日々深刻になっていく様子を固唾を飲んで毎日見守ってきました。

そこへ一昨日朝、デルタ航空から突然「大幅な減便になるため出発便が変更になる」旨のメールが突然入りました。

そもそも今回の旅程、中心的なスケジュールとして数日間閉ざされた空間で多数のアメリカ人グループの中に僕だけアジア人としてディスカッションするイベントが組んであり、どう考えても双方にとって気を遣わせる構図になる気がしていました。

そこへこのメールが届いたので、熟考した結果いろいろ赤字を覚悟で全ての旅程をキャンセルすることにしました。

僕の長い買い付け旅行人生の中でも、全旅程をキャンセルするのは全くはじめての経験です。

キャンセルするものが以下の5つあります。
①航空券
②ホテル
③レンタカー
④スーツケース引き取りサービス
⑤プリペイドsimカード
です。

①最初に取り組むべきは航空券のキャンセルです。通常僕が買うようなエコノミーチケットはキャンセルしても返金されることはありません。

しかしながら今回大幅な減便があったため、キャンセルを電話で申し出たところ今回は全額返金してくれるとのことでした。

今回はマイルで飛ぼうとしていたので、往復チケット分9万マイルを返還してくれるとのこと。かなりの例外処置に旅行業界全体が揺れていることを感じます。

②次はホテルです。Hotels.comのマイページから押さえてある予約を開きます。

すごく使いやすいサイトですのでそのまま各ホテルの予約をキャンセルするボタンに進みます。

キャンセル理由を選択し、予約してあった三箇所のホテルを次々事務的に全てキャンセル。

③続きましてレンタカーです。rentalcars.comのmypageを開き予約状況を確認。

下部ボタンのCancel bookingを選択します。

キャンセル理由はどちらもシンプルに”旅程をキャンセルした”でいいと思います。

Cancel bookingボタンを選ぶと、rentalcars.comを経由して買っておいた保険も連動してキャンセルされた旨を知らせるメールが飛んできました。

こういう時のために全ての予約は若干高くついてもキャンセル料無料の選択肢を選んでおくことがとても大切です。

④地味なところでは空港までスーツケースを運んでもらうよう予約していたサービスにも、電話にてキャンセルする旨伝えました。

⑤最後にAmazonで買ってあったアメリカ用プリペイドsim cardのキャンセルです。
事前にメールで開通日を予約してあったのですが、これもメールで早めに変更を依頼すれば次回のアメリカ旅行時に使用できます。

以上です。

僕にとって買い付けの旅は準備も含め全ての未経験の事態への対応能力を試される挑戦でもあり、今回のような地球規模の課題を突きつけられれば自身の価値観のプライオリティまで全て試されるリトマス紙のようなものであることを再び痛感しました。

二週間とった会社の有給はノープランになってしまいました。今日は会社が休みなので、生きていくというあと少し続く旅のためにできるだけ良い本を探しにリアル書店に行こうと思います。

サポートしようかなというお気持ちだけで、心から感謝です。